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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
未来編
923/957

923 シルル観察の2

今回エル

 シルルは昨日の夜はそんなにふかふかのベッドが嬉しかったのか、子供の用にベッドでピョンピョン跳ねて遊んでいた。


 シルルの朝はとても早く、早朝4時には起きて、何かの準備をし始める。その後は、鼻歌交じりに、カンナちゃんの専属メイドであるユキ様に料理を習ってる?


「おはようございますぅ~」


「エル様! 今日は随分とお早いお目覚めでございますね。」


「えと…まぁそうです。ところで、シルルは何してるんですか?」


「私ですか? 花嫁修業です!」


「ププー、お料理も出来ないんですかぁ?」


「で、出来るようになりますよ! あなたの方こそ、出来ないんじゃないですか!?」


「エル様は、お料理はとても美味しく作られますよ。」


「ううぅぅぅ…どうしてこんなに性能差があるんですかぁ……」


「それはキマッテルジャナイデスカ、私の方が優れているからデスヨ!」


「片言でうざいです!」


 シルルはプンスカ怒り始めた。


「わ、私、花嫁修行していいお嫁さんになるんです!」


「……まぁ、頑張ってください。」


「頑張ります!」


 フンスと鼻息を立てて気合いを入れているみたいですけど、怪我とかしなければいいんですけどね…ちょいちょい指示だされてますし…

 結局、花嫁修業はいまいちな感じで終わった・・・こいつの料理はマズい。


「なんでついてくるんですか!」


「いや、現在の要注意人物を見張るの何が悪いんですかね?」


「私、悪い事なんてしませんよ!」


「ど~ですかねぇ?」


「フン!」


 何というか、シルルはかなり精神年齢が低いようですね…



 しばらくすると、シルルはベラドンナ様に喧嘩を売り始めた…


「ベラドンナ様勝負です!」


 勝負ですというだけ言って、ベラドンナ様の準備させる暇なく襲い掛かった。


「……ご主人様の朝食の準備がございますので、またの機会に。」


「そうはさせませんよ!」


 シルルはベラドンナ様にとびついていった。


「……」


 ベラドンナ様は思いっきりシルルを叩き落とした。


「では、朝食の準備がございますので。」


 ベラドンナ様は何事もなかったかのように地べたで気絶してるシルルを私に押し付けてリョウ様の所に…


「シルル起きてください。」


 10分位経ってからシルルは起きた…


「うぅ…どうしてこんなにも差があるんですか!」


「知りませんよ。弱い自分を恨んでください。」


「ムギー!」


「シルル……」


 しかし、シルルはこれでもシエルよりは強いのに秒殺なんですよね…


「……もういいです! ご飯にしましょう!」


 シルルの朝は、花嫁修業してから喧嘩売って負けて始まるらしい。


 昼はカンナちゃんの遊び相手、夕方はミレイちゃんの遊び相手…その後は夕食づくりのお手伝い。おかげで、ご飯にまずい料理が一品追加された。カンナちゃんは渋い顔をして食べていた…


「……シルルおいしいよ。」


「ホントですか!? エヘヘ~嬉しいです!」


 お世辞が分からないんですかね…カンナちゃんのお世辞にも気づけないんなんて。


「うん……」


 カンナちゃんは少し困った顔で私を見ている……ごめんねカンナちゃん。


「……でも、お母さんの料理の方がおいしい。」


「う……そ、それは、花嫁修業が足りてないだけです! 本気出せばすぐなんです!」


「……」


 カンナちゃんは私に気を使っただけなのに……シルルはポンコツレベル高いですね。


「ふぅ~ん…」


「な、何ですか……」


「別に?」


「幼女のくせに生意気なんですよ……」


「カンナちゃんの悪口は私も黙っちゃいれませんよ?」


「……フン」


 シルルは手のかかる子供ですね…


「シルル、胸なし能無し、ポンコツ妖精。」


「な、なななな!」


「シルル、うるさいです。」


「ご、ごめんなさい……」


 ユキ様が白い髪を少し弄ってこっちの会話をサボって聞いてない振りをし始めた……確かに巻き込まれるのは面倒ですよね…


「ユキ様、今日も美味しかったです!」


「あ、ありがとうございます。」


 私が食べ終わっていたのを気が付いていなかったのか、少しだけ反応が遅れたみたいですけど、それでも瀟洒なメイドですね…


「わ、私も作ったんですよ!」


「このどうやったらまずくなるかわからないサラダですよね……なにいれたんですか?」


「えと……豆です。栄養価も高いので健康的かなーって…」


「健康よりも味を考えてから作ってください……ユキ様の料理はちゃんと計算されてますから。」


「え? あ、いえ、何でもございません。」


 ユキ様は何も考えていなかったんですかね…無茶苦茶恥ずかしいんですけど。大恥ですよ、でもちゃんと健康的なんですもん! 間違えても仕方ないですよ!


「そ、そうなんですか……ユキ様、そういうのはちゃんと教えてくださいよ!」


「申し訳ございません、次回はこのようなことが起きないよう、心がけます。」


「え? あ、ありがとうございます…」


 ユキ様の完璧な反応にシルルは戸惑っている……カンナちゃんはそれを見てニコニコしている…


「うぅ…この幼女性格悪いですよぉ~」


「カンナちゃんは悪くないですよ。」


「親バカ! 親バカですよ!」


「そうですね、親バカですよ。」


「うぅ……娘も娘でマザコンですもん……」


「カンナちゃんはマザコンって程じゃないですよーだ。」


 そのカンナちゃんは大人しくご飯をゆっくりと食べている。


「……」


「う、うるさい、うるさい! 今日は私の部屋絶対に覗かないでくださいね!」


 シルルはそういって元私の倉庫部屋に走り込んでいった……しばらく放置していると、私のお宝本を見て、こっそりと自分の物にしたこともちゃーんと私は知ってるんですからね。流石に、そういうことを覗く程変態じゃありませんけど…





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