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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
未来編
922/957

922 シルル観察の1

今回エル

「あわわわわ……は、破廉恥ですよぉ……」


 シルルは私の下着をみて、両手で顔を隠して指の隙間から私の下着を見ている……


「全然破廉恥じゃありません! 寧ろ、あなたの方が女として終わってますよ。それじゃあ万年独身だった理由がわかりますねぇ~」


「ち、ちが……わ、私だって、真面目に恋愛しようと思えばすぐにでも……」


「へぇ~出来るんですかぁ?」


「す、少なくとも、あなたよりは胸はあります!」


「……偽乳のくせに。」


「ほ、本物ですよ! 別に、シリコンとか入れてませんもん!」


 自分のそれなりにある胸を揺れてますアピールしているのか、軽く跳ねてアピールしてくる。全然揺れてないのに……むしろシエルよりも少しない位じゃないですか…威張れるほどないじゃないですか


「揉んでデカくでもしたんですか? このビッチめ!」


「ビ! ビッチ!? し、失礼な! これでも、まだ、しょ…あわわわわ! 何でもありません! 決して処女だとか、そんなんじゃありませんから! 本当ですから!」


「……じゃあ、誰とエッチしたことあるんですか?」


「え、エッチ!? は、破廉恥ですよ!」


「質問が悪かったです…誰と子づくりしましたか?」


「こじゅくり!?」


 シルル……相当な初心女ですね。マスター以上ですよ…まぁ、マスターは今は全然初心じゃないですけど。


「あれれ~? 誰ともしたこと無いんですかねぇ? 処女じゃないのにぃ? これはビッチですかねぇ?」


「し、しましたよ……それに言ったってわからないですよ!」


「それは、見ず知らずの人とやったからですよねぇ?」


「ち、違います! えーっと…ちゃんと、恋人でしたし、夫でした!」


「でも、結婚生活ってどんな感じなのかなって思ってシエルのふりをしてたあなたが、どうして夫なんていうんですかねぇ?」


「え、えーっと……そ、それは………」


 シルルはビッチも嫌だし処女もいやだと、面倒な奴ですね。


「そんなに処女が嫌なら、私が貰いましょうか?」


「や! ダメですよ!」


「でも、どうせ治るじゃないですか。」


「な、治りませんよ!」


「そうなんですか? じゃあ、リョウ様にでもあげたらどうです?」


「そ、それも嫌です……私、リョウ様嫌いです。」


「ふぅ~ん……」


 一体いつの時代のシエルが成長した姿なんですかね…見た目は殆ど私たちと変わらないのに。


「……あの、リョウ様のどこが良くて結婚したんですか? 意味わかんないんですけど。」


「え? どこがいいって……言葉じゃ言えない何かですよ。」


「…私、リョウ様と結婚するくらいなら、マスターと結婚したいです。」


「……こいつヤバいやつじゃないですか。いくら、私がとびっきり可愛いからって襲わないでくださいね♪襲って来たらやり返しちゃいますよ♪」


「ヒ、ヒィ……」


 シルルは自分の胸等を隠しながら私に背を向けてしゃがみ込んだ…本気で襲うと思われたんですかね?


「……わ、私! ちょっと風に当たってきます!」


 シルルはそういって部屋から飛びだしていった…風なんて吹いてないのに…



「お母さん、シルル出てったよ?」


 ちょっとして、お風呂上りでぽわぽわと頭から少し湯気が出ているカンナちゃん。


「どうしましょうか…」


「追いかけないの?」


「そうですね。」


 ここ二日位前から、カンナちゃんは私にあんまり甘えてこなくなった…寂しい。

 5,6才になると反抗期が来るそうですからね…遅い反抗期が始まったんですかね? ミレイちゃんと違って遅いのも遅いので残念です…



「どこに行ったんですかねぇ~」


 仕方なくシルルを探し歩いていると、案外簡単に見つけれた。顔を真っ赤にして、両手で顔を塞いで、指の隙間から見る…わざわざ、壁の陰に隠れる意味はわかりませんけど、何かをみてるんですかね。


「シルル何してるんですか?」


「はわわわ! べ、べつに!? な、ななななななにも! してましせにょ! 決して!」


「……」


「ホ、ホ、本当ですよ!」


 チラッと何を見てたのかを覗くと、あー…使用人二人がイチャイチャしているのを見てたんですね…


「まぁあのくらい普通ですよ。」


「ふ、ふちゅう!?」


「ええ、だって、ど…ど?!」


「何言ってんですか…邪魔してますよ?」


「あ、ご、ごめんなさい……邪魔するつもりじゃないんですよ!」


 2人は恥ずかしそうにコクリコクリ頷いて、去っていった…


「あーあ、イチャイチャの邪魔しましたねー」


「も、元を言えばあなたが話しかけてきたから!」


「え~…まぁ、リョウ様とエーアイ様が一番イチャイチャしてますよ。探せばどこかでいちゃついてるんじゃないですかね?」


「イチャイチャしてるんですか……」


「ええ、きっとしてますよ。もしかしたらベラドンナ様の可能性もありますけど、ベラドンナ様は大体部屋に連れ込みますから。」


「連れ込むって、レイプですか? ベラドンナ様って意外とビッチですね。」


「いや、合意ですよ。合意。」


「合意の上でレイプっておかしいですよ? 無理矢理やるのがレイプなんですよね? 無理矢理じゃないですか。」


「いや、無理矢理じゃないですし、イチャイチャしてるだけですよ。」


「へぇ……そういえば、ベラドンナ様が本妻だそうですね。」


「え? 誰も本妻じゃないはずですけど?」


「いや、ベラドンナ様同伴なら見せてくれるって言うんでついて行ったら、見せて下さいましたよ?」


「何をですか?」


「いや、入籍届? 住民票ですかね?」


「……あの、私達皆、ちゃんと入籍もしてますし、名前もちゃんとリョウ様の名字が入ってるんですよ?」


「え!? そうなんですか? 誰も、今井って名乗らないじゃないですか…」


「…ここにいる雇われ以外のメイドは、皆、イマイですよ?」


「どういう意味ですか?」


「メイドさんにもイマイっていう家名を与えられるんですよ~」


「そうなんですか……」


「そうなんです。」


「……」


 シルルの考えてることは全く理解できない…


「シルル、取りあえず戻りますよ。そして寝ます。」


「…いくら私が可愛いからって襲わないでくださいね!」


「……本気で言ってるなら、ちょっとやばいですよ。」


「そんなマジトーンで言わないでくださいよ! 自身無くしちゃいますよ!」


 そういえば、シルルって私かシエルを殺しに来たって思いっきりベラドンナ様に言われてましたけど、こいつじゃ絶対に無理ですよね。現状懐柔されてますし…




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