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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
未来編
912/957

912 デート開始

今回ホワイト

「ご主人様……あの、明日は何も予定が入っておりませんでしたよね? もしよろしければ、一緒に買い物などどうでしょうか…?」


 ご主人様を思い切って誘ってみたが、ご主人様の予定の把握を専属メイドでもないのにしていることに引かれてはいないだろうか、それとも、私が突然下心丸出しでご主人様を誘っているのに引かれてはないだろうか…


「いいよ。エーアイとかも誘うの?」


「え? いえ……できれば、2人でと考えておりました。」


「あ、ごめん…」


「いえ……2人で、でももかまいませんか?」


「いいよ。」


「ありがとうございます。」




 昨日誘うだけ誘ったのだから気合いの入れた服装で行かなければ……下着はもしもの場合を考えて、見られても問題のないもので、服装は……なるべく清楚を思わせるような白や水色系の色の物で……ワンピースにしておきますか…


 私は、ご主人様との集合場所である玄関ホールに集合時間よりも1時間も早くに着いた。当然、ご主人様は来ているわけもなかった。20分ほど待つと、ご主人様は現れた。私を見て少し驚いていた。どうやら、私がいつもなら30分前行動をしているのを知っていたらしい。少し先に着てちょっとどや顔したかったとご主人様がご自分でいわれた。


「今日はどこに買い物に行くの?」


「そうですね、まだ時間早いので、ゆっくりと見て回れそうです。」


 私は、本当はご主人様と2人っきりでいたかっただけだが、ベラドンナのようにご主人様とイチャイチャは出来ませんし、他の奥様方のように子供と一緒に遊んだりなんてことも出来ませんから、私はただ、傍に居たかった。


「美味しいね、ここのコーヒー。」


「フフ、ベラドンナが経営してますからね、淹れ方が違うのですよ。」


「アイツなんでもやってんだなー」


「ベラドンナは全てはご主人様のためになると本気で思っていますからね。お金も必要以上に持ってますし……」


「どうかしたの?」


「いえ、少しベラドンナの事で思い出しただけです。」


「なになに?」


 ご主人様は嬉しそうに私が話すを待たれている。べつに愚痴を話すわけでもないですし、聞かれてマズいというわけでもないので話しておきますか。


「いえ、エーアイの土地の中にこの街はあります。そして、エーアイの持つ土地の全住民にとある調査の結果、このようなデータが。」


 スゥッとゲームのウィンドウ画面のように半透明な資料をご主人様に見せる。


「ん?」


「独立するかしないかという話です。」


「したらいいんじゃない?」


「……」


 ご主人様が一番偉い人にして、その下で議会制のような、国民によってえらばれた人がそこで政治をするというものですが…ベラドンナはそこには参加しないとは言ってましたが、恐らくベラドンナの息のかかった者が大勢入るのでしょう…ベラドンナの権力が強過ぎるが故の心配事でご主人様に不快な思いをさせたくはありませんし…具体的な話は避けて話しますか。


「ご主人様は構わないとお考えですか?」


「うん。」


「……恐らく、ベラドンナの持つ金の大半を国の金に変わるでしょう。勿論、ご主人様のお金には手は付けないとは思いますが…」


「ベラドンナが政治するんでしょ? きっと大丈夫だよ、有能な独裁者ならいてもいいからね。差別とか奴隷とかしないでしょ?」


「奴隷は恐らくあるでしょう。性奴隷や戦奴隷ではなく、犯罪者がなる労働奴隷…ベラドンナの作る国においての恐らくは一番重い判決でしょう。」


「なんで?」


「……重労働です。それも低賃金で済むのですから…ベラドンナのことです、昼と夜の2回位回復魔法でも掛けて疲労回復させて、更に働かせる…終わることのない重労働。精神が病みます。」


「……」


「噂では既に存在するとかしないとか……」


「も、もう…やめろよ……ベラドンナが悪い女に思えるだろ。」


「現に悪い女ですよ、彼女は……ご主人様の事が好きすぎてたまらないということを除けば、普通の女なのかもしれませんが……折角のデートを暗い話ばかりではいけませんね。店を変えましょうか。」


「ん? あい。」


 ご主人様は、デートとさりげなく突っ込んでみたが、特に何も驚かれる様子はなかった。初めからデートのつもりだったということでしょうか…今思えば、ご主人様の服装も高い良い服を着ていらっしゃる。メイドがコーディネートしたのか、ご主人様がコーディネートしたのかは敢えて知らないことにしておきますが、良いセンスしてますね。


「ご主人様、私にこの服は似合いますか?」


「エーアイは綺麗だから何でも似合うよ?」


「なんでもは言い過ぎでございますよ、例えば……あの服なんて私には合いません。」


 私は、ご主人様にかなり、セクシーな服を指さしてみた。


「大丈夫だよ、似合うよ、きっと。チョット小悪魔っぽい感じがするだけ。」


「ご主人様がそこまでおっしゃるのであれば、少し試着してみます。」


「うん。」


 試着室で服を試着してみると、意外に合ってる……首、肩、胸の谷間など丸見えだがご主人様はどのような反応をされるでしょうか……


「ご主人様、いかがでしょうか? 似合っておりますか?」


「ドレス以外でそんな姿してるのは見たことないけど、凄い似合ってるよ。」


 ご主人様のことばはどうやら嘘ではないらしい……私に反応されていらっしゃる。エーアイではなく私に……


「ご主人様、もっともっと、デートを楽しみましょう!」


「急に元気になったな……」


 ご主人様は決して鈍いわけではないので、恐らくは私の気持ちにある程度勘づかれていらっしゃるでしょうが、それは何があっても、ご主人様からは言われない。私の事を思っての事か、ご自分が恥ずかしいからかはわからないが……



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