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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
80/957

80 王都生活10日目夕 大型魔獣討伐依頼その3

今回は今井君視点。


うわー赤羽根さんやること半端じゃないな・・・。

あとちょっとだからやっちゃって・・・みたいなノリだったのにな・・・。

さすがの大型君も耐えられなかったようだな・・・そりゃそうか。


「じゃあ、帰ろうか?」


「そうだな、もうすっかり日が暮れ始めているからな。」


「そうね・・・ちょっと疲れたわ。」


「帰りは私が運転するわ。」


「ジンジャーいいの?先輩にやらしてもいいけど・・・。」


「大丈夫よ、私はあなたほど活躍してないし・・・このくらいはね?」


「まぁいいけど。」


俺は空間魔法で魔動力式四輪を取り出す。


「うむ、リリアナは疲れたのじゃ。」


「みんな疲れてるだろ・・・。」


「それもそうじゃな。」


皆車に乗り込んだ。


「じゃあ、さっさと帰るわよ。」


今度はジンジャーの運転で帰るのか・・・。


「今日の依頼はなかなか、骨があったな!」


「まぁ、防御力はかなりのものでしたね。」


俺の魔装使っても体を少し傷つけただけだったしな・・・。俺の最高の攻撃力だったオートパイロット・スピア君は今はそれほどの威力じゃないから仕方ないよね。


<<スキル自動演算は人工知能に変化することができます>>


なんか来た。俺なにかしてたっけなぁ・・・。


<<スキル自動演算は人工知能に変化しました>>


おい!勝手に変化したぞ・・・。

まぁいいか。あれ?俺はさっきまで何考えたのか忘れてしまったじゃん。


「しかし、あの熊はでかかったなぁ。」


「そうじゃな、リリアナが30人分ぐらいはでかかったな。」


「いや、15人ぐらいで足りたでしょ。」


「そんな細かいことはリリアナは覚える気はないのじゃ。」


4人は割と仲良くしゃべってんな。


(最適化が完了しました。)


また、勝手にやってたのかよ・・・。人工知能って前と大して変わってなくね?


(自動演算の訳100倍の演算速度で計算が可能です。)


なんか言い返してきやがった・・・。


(人工知能の機能の一つです。)


しゃべれるのかよ・・・。

まぁいいか・・・勝手に強い技とか作ってくれるようになったてことで・・・。


(了解しました。ただいまより、演算を開始します。)


おーなんか便利じゃん。

これ、スマホとかについてるやつよりも人間味あるよな。機械的な声じゃない感じか?


(主の記憶上に存在する音声データを使用しております。)


あーそういうことね・・・って聞いたことのない声じゃね?俺お前の声知らないよ?

アニメの声優とかの声か?なら可能性はあるな。うん。


(・・・。)


無視じゃなくて沈黙を選ぶのか・・・。


「ねぇ、今井君・・・蒼炎魔法って随分久しぶりに使ってるとこ見た気がするけど?」


「あーうん。久しぶりに使った。」


普段は自動槍で何とかなるし。


「そういえば、宿ってどうするんだ?」


「あー先輩に言ってませんでしたね。俺がちゃんと土地買って建てておきましたよ?」


「え?あなたそんなことできたの?」


「ジンジャーは逆に気づかなかったの?」


俺が建てたわけじゃないよな・・・自動演算に土地買ったからいい感じの屋敷みたいなの建ててって言っただけだしなぁ・・・。まだ、家の完成形見てないし。


(現在の屋敷の完成度100%です。問題ありません。)


仕事速いな・・・。建築業やっていけるんじゃないの?


(主の気分次第だと思われます。)


なんだそりゃ・・・。まぁ、俺から命令なくてもお前なんとかできるだろ・・・。



今日は七夕らしいのですが空は曇りなので織姫と彦星だったかな・・・あえてないのかな?

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