76 王都生活9日目昼 三人で食事を食べました。
今回は赤羽根さん視点。
「今井君ちゃんと食べなさいよ。」
「え、ああうん。」
せっかく、リリアナがあなたのために作ったっていうのに・・・。
リリアナのあのキラキラした目に見られてはもう食べるしかないわよ。
「食べても大丈夫?」
「うむ、張り切って作ったのじゃ。」
「ああ、そうなのね・・・じゃあいただきます。」
今井君が食べ始めた・・・。味は悪くないと思うけど?
「口に合わなかったかの・・・。」
「え!?ああ、いや、料理できないって言ってたから、少し驚いてただけ・・・。」
「私が作ったわけじゃないわよ。」
こっち、見たって私がやったわけじゃないから・・・。
「うむ、普通じゃな。」
「俺は、おいしいと思うけど・・・。」
「私もよ。」
「本当かの!?」
自分で普通って・・・割とおいしいのに。
「そういえば、最近依頼の数が減ってきてると思わない?」
「そうじゃな、魔物の活動期が過ぎたのじゃな。」
「案外魔王軍とかが攻めて来たりしてな。」
「魔王が王都に来る前に気付くものじゃろ。」
「それもそうか、リリアナの言う通りだな。」
魔王が攻めてきたら勝てるのかな・・・さっきの吸血王よりは弱いらしいけど、負けたのが悔しくて、かなり鍛えてたりしたらって考えたら怖いわ。この世界は努力すれば何とかなる世界なんだから。
「魔王がもし来たら・・・生きてるかなぁ俺。」
「リョウなら大丈夫じゃろ。」
「あなたなら返り討ちぐらいやるんじゃないの?」
今井君は変わったスキルを大量に持ってるみたいだし、さっきだって、吸血王相手に対してビビッてなかったし。私とリリアナは怖くて動けなかったぐらいなのに・・・。
「お前らの方が強いだろ・・・。」
「どの口がそういうこと言うのかしら?」
「そうじゃぞ、リョウの方が強いじゃろ・・・。」
「よく言うよ・・・。」
相変わらず、食べるの早いわね。屋敷にいたときバカみたいに食べてたのに今は私たちとさほど変わらない量で済むのね・・・。
「リリアナとっても美味しかったよ。じゃあ俺、ギルドに行くから。」
「う、うむ。頑張ってくるといいぞ。」
「ああ、頑張ってくるよ。」
今井君は出て行った・・・と思ったら帰ってきた。
「あーいうの忘れてたけど・・・明日でここ終わりじゃん?王都で4人住めるとこちゃんと買ったから。」
「リョウはわざわざ買ってきてくれたのか?」
「まぁ、一応な・・・。」
そういう細かいところまで気が利くのはいいと思うけど・・・マンションみたいなところはほとんど住まれてるから・・・住むところないってギルドにいた人が言ってたけど。
「じゃあ、今度こそ行ってくるから。」
「うむ。」
「リリアナこういう場合はいってらっしゃい。っていうべきよ。」
小声でそっと教えてあげるのが、私のやさしさね。
「リョウ、いってらっしゃいじゃ。」
「リリアナに変なこと吹き込むなよ・・・。」
「それは、照れ隠しかしら?」
「そんなことで、照れるわけないから。」
「それは残念ね。」
あんまり効いてなかったようね。早くしないとジンジャーに取られてしまうかもしれないからね?
今回も特に書いておくことはないと思います。




