73 王都生活9日目朝 リリアナvs赤羽根さん その2
今回も今井君視点。
「今度はこっちの番じゃ。」
リリアナは何をする気だ?
「黙ってやられるつもりはないわ。」
赤羽根さんは容赦なく妖精の弾丸撃ちこむ。しかしそれらをバチバチしてる光の玉の妖精の弾丸で相殺されてる。
「準備完了じゃ。『妖精魔法・妖精の収穫祭』」
収穫祭ってなんだよ・・・。何かを収穫するってことか・・・何を?ってなるよな。
「そういうこともできるのね。」
「妖精女王の権限じゃ。」
妖精女王の権限ってなんだよ・・・脳内演算さんの表記がおかしいと思うのですが、ティターニアって固有名詞じゃないのか?この世界ではそういう風な二つ名ってこともあるかもしれないってことか。
リリアナの周りにはいろんな色の光の玉が浮いているな・・・数えた感じじゃ20近くか?リリアナの魔力許容量があれの作成限界ってことか。俺の幻術と似たような感じか。俺は今、8体まで俺の分身出せるから。リリアナの場合は20近く出てくるのか・・・。
「よし、『妖精魔法・妖精大砲』」
リリアナの周りに浮いてた光の玉からさっきの弾丸ではなく大きな玉が発射される。数うちゃ当たるってわけじゃないぞ?
「甘いわね。『磁気・重力・音の複合魔法・支配領域』」
リリアナの魔法が赤羽根さんを中心に半径15mで止まった。こいつら、俺よりも圧倒的な攻撃力じゃん。チートやチーターや!!相手の魔法止めるってどうなってるんだよ。
「うぐぐぐ、とっておきじゃったのに。」
リリアナの周りの光の玉は2つに戻ってる。また赤色の光になってるな。
「こういうのはどうかしら。」
お?鉄魔法か・・・小さな短剣みたいなのが大量にリリアナ向かって飛んで行った。
俺よりも多彩過ぎない?俺は赤羽根さんの下位互換な感じしかしないぞ・・・。
「こういう魔法は苦手じゃなかったのか!?」
「苦手よ。これしかできないもの。」
おお、良かった。俺の存在価値はまだあった。自由自在な形を作れるのは俺の特権ってことだな。
リリアナは大量の短剣の雨を躱し続ける。
「リリアナにもそういうのできるのじゃ。」
今度はリリアナの鉄の槍が魔法陣からバンバン飛んでいく。俺もそれできるけどさ、お前に教えたけどさ・・・なんで、戦闘中にそういうのがあることに気付けるんだ?俺はほとんど感と演算頼みなのに。
「今井君に教えてもらったの?」
「そうじゃ、これで、この魔法もリリアナには効かないのじゃ。」
あれ?教えてたっけ?記憶にないけど・・・この魔法自体赤羽根さんと一緒に作ったから赤羽根さんが使えるのはわかるけど・・・やっぱり教えてたのか?
<<スキル観察眼のレベルが上限に達しました>>
<<スキル脳内演算のレベルが上限に達しました>>
<<スキル観察眼が魔眼に変化しました>>
<<スキル脳内演算が自動演算に変化しました>>
戦いを見てたからか?自動演算って・・・やらんでいいことやるんじゃないだろうな。
(最適化を行います。)
機械的な感じじゃなくて人間みたいだな。最適化とかしなくていいから・・・お前が勝手に英雄捨てたやつか?いや?まだいなかったから・・・頭が痛くなってきた。戦いを見るに限るな。
「ここらで大技をドカンと決めるべきじゃな。」
「そっちが、その気ならこっちにも考えがあるわよ。」
リリアナも赤羽根さんも妖精魔法で大技とかあったのか・・・。妖精の判決とか使っても意味ないと思うけど・・・あれ対人戦で役に立つものじゃないし、役に立ったら困るし。
「いくのじゃ。『妖精魔法・妖精女王の蒼炎』」
おい、それ確実に俺のパクリだよな?威力自分の方があるからってパクっていいわけじゃないだろ?
あの魔法最近使わなくなったけど。
「・・・『妖精魔法・雷帝の雷』」
お前ら両方、それ称号から来てるよな?赤羽根さん昨日の夜ぐらいに、今井君、私ね称号を所得したっていえばいのかな?とりあえず、称号手に入れたんだけど・・・。ってなんかさ、先輩は先輩でかなり実力ついてきてるしさ、俺だけ補正効いてなくない?いや、リリアナだけ異世界人じゃないのか・・・才能の差ってやつか。
あ、炎と雷がぶつかった。赤羽根さんが使う雷って他の人が使う電撃とかと色違うよね、皆黄色なのに青白い・・・おかげ、青と青がぶつかったって感じじゃん。
「ちょっとヤバそうだな・・・。『神聖魔法・聖者の結界』」
かつての脳内演算で編み出した、絶対防御の次の絶対防御だからな。破られることはまずないと思うけど。
二人も、何らかの結界を張ってるな。結界の中だからわからなかったけど、えげつないくらいの衝撃なんだな・・・王都から結構離れてるからいいけど、王都の上空とかなら王都は大災害だな・・・。
「私の負けね。今ので魔法しばらく使えそうにないわ。」
「む?そうなのか?リリアナはもう少し戦うつもりじゃったのじゃが。とりあえず、1勝じゃな。」
赤羽根さんの魔力許容量18ぐらいじゃなかったか?俺の二倍近く上の存在ってことだよな。
そんな人の全力に近い魔法って・・・。お前、羽が薄れて来たけどマジでやばいのか。
「シオンはリリアナが運ぶから問題ないのじゃ。」
「ああそう?」
「疲れてるのにごめんね。」
この二人、魔法撃ってたのはいいけど両方ダメージゼロか。
(最適化が完了しました。)
自動演算は完了教えてくれるのか。
今回はこのスキルについて書いておきます。
『自動演算』
・自動でシミュレーション、演算を行うことができるスキル。
・戦闘補助、その他の補助を行うことができる。
・情報量による脳へのダメージはない。
・演算結果を音声メッセージで頭に直接届けることも可能。
『魔眼』
・相手の魔力許容量、魔力量、ある程度の戦闘力を見るだけで測れる。
・相手の使用スキルを自分の知っているものであれば知ることができる。
・相手の動きや、魔法の特徴も一度見れば大体を把握することができるようになる。




