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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
68/957

68 王都生活6日目夜 ギルドの一角で。

今回は、たぶんジンジャー視点。

「リョウがいないとやることがないじゃない・・・。」


「今日はリョウの方がいないのか?」


「ジョーダンにマーソン・・・あなた達は、今日は朝から依頼行ってきてたんじゃないの?」


「もう夜だぜ?」


「そうだね。ジンジャーさん、今日はボーっとしてますけど・・・何かあったんですか?」


「リョウが寝込んだからやることなくて、ずっとここにいたのよ。」


「アイツが寝込むなんてなにかあったのか・・・。」


「ジョーダンはもう少しオブラートに言えないのですか?」


「はっはっは!俺にはできないと思うぜ。」


「別に、そんなに心配してもらうほどのことじゃないわよ。」


「魔導士なんて毎日働くやつの方が少ないだろ。」


「まぁ、普通は週1ぐらいですよね。」


「リョウがお金を貯めたいって言ってるんだから・・・いいでしょ別に。」


「アイツは何を買うつもりなんだ?」


「案外、家とかだったりしてな。」


「い、家か・・・私は入れてもらえるのかな・・・。」


「なんだお前、リョウに惚れてたのかよ。」


「チーム内で恋愛しないほうがいいのは多人数チームの場合だけですよ。ジンジャーさん達は二人チームなので、問題ないでしょう。」


「あー確かにもめごとはないよな。」


「なによ。人の恋愛事情に口出しする気?リョウは競争率高いのよ。」


「げ、アイツモテてたのかよ・・・。」


「それは、意外ですね。」


「フン。」


「モテてるといえば、妖精ちゃんたちだろ。」


「妖精ちゃんって『妖精の雷』ですか?」


「それ以外に妖精なんていないだろ。それに噂じゃ、あの二人妖精魔法なるものを使えるとか。」


「それって、シオリとリリアナって子?」


「知り合いか?」


「私の知り合いじゃないけど・・・今朝しゃべったってぐらいかしら。黒髪の子と金髪の子でしょ。」


「遠くからしか見たことないけど、二人ともむちゃくちゃ美少女だったぜ。」


「あの二人ってそんなに人気高いの?」


「そりゃ、このギルドどころか国営のギルドの連中まで噂を聞いて見に来てるやつがいるくらいだぜ。」


「そんなに、有名だったの・・・。」


「まさか、リョウはあいつらにも好かれているのか・・・。」


「黒髪の子は知らないけど金髪の子の方はそうだと思うけど・・・。」


「ぐ、ちょっと、アイツ今度会ったらぶっ潰す。」


「私がそんなことさせないわよ。」


「なかなか、強敵ですね。」


「おまけに同じ部屋で泊まってるらしいし・・・。」


「なに!?アイツ・・・なんて羨ましいことを両手に花とはあいつのことか!!」


「何もしてないって言ってたわよ。」


「なるほど。あいつは超えてはいけないラインを越えたわけじゃないのか・・・。」


「リョウは優しいから、モテるのよ。あなたも見習ったら?」


「ん?俺は十分優しいぞ?なぁ、マーソン?」


「いや、ジョーダンにやさしさなんて単語存在してたんですか?」


「な、なんだと・・・。」


「リョウは強いのよ。あなたなんて指先で倒されるわよ。私も足元にも及ばなかったけど・・・。」


「ん?お前のせいでリョウが寝込んでるとか思ってるのか?」


「そんなこと思ってないわよ・・・。」


「図星って顔に書いてますよ。」


「はっはっは!まぁ、あいつが強いのは知ってるが、お前のせいでなんて思ってないだろ。リョウは優しいんだろ?」


「リョウは思ってなくても、私は思ってるわよ。だって、私一人で逃げることすらできなかったんだから。きっと、お荷物とか思われてるに違いないわ・・・。リョウが目が覚めたら誤っておこうかしら。」


「まぁ、その、あれだ。リョウは気にしてないはずだから、お前も気にしなくていいと思うぞ。」


「ジョーダンは女の涙に弱い・・・。」


「女たらしだったのね。」


「断じて違う!!」



今回は特に書いておくことはないと思います。

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