55 王都生活三日目終了。
今回も今井君視点。
「先輩帰ってたんですか?」
「うむ、今日は一日中マスターと特訓していた・・・。」
「なにかつかんだんですか?」
「うむ、どうやらな、魔法や術などといったスキルの攻撃は自分で特訓するだけでいいらしいのだが・・・体を使うスキルのレベルを上げるには実戦じゃないと成長しないそうだ・・・。」
「だから、俺の足技や、先輩の流星拳が成長しなかったわけですね。」
足技は気が付いたら、槍武道術に混ぜられたらしいからな、武道術なんでもありらしいな。
「うむ、流星拳が流星流武闘術になってしまったしな。」
「流星拳って手になんか星空みたいなオーラを纏ってたのを体全体に纏わせるんですか?」
「うむ、そうなるな。」
手に纏わせるのもかなり時間かかってたのにかなりきついと思うけど・・・武道術ではなく武闘術なんだ。
「そういえば、赤羽根さんたちは?」
「宿屋の人が今日は遅くなる、もしくは帰れないかもしれないって言ってたぞ。」
「二人はどんなクエストに行ったんでしょうね。」
「お前も何かやってたんだろ?」
「盗賊を捕まえただけですよ。先輩は人族と人間族って別だと思いますか?」
今日の盗賊を見て、先輩や、赤羽根さんよりも圧倒的に弱かったから別な種族になってるのか?っていうことになってるんだけど・・・俺の中ではだけど。
「人間は亜人も含む人の形をした、高い知性を持つ人型の人のことを指すってリリアナちゃんがちょっと前に行ってたと思うぞ。」
「人間は亜人なども含む人々のことを指すってやつですよね?」
「うむ。覚えているのではないか。」
「そうじゃなくて、人間族ですよ?先輩も人間族でしょ?」
「そういえば、俺たちは人間族なんだったな・・・。」
異世界人とかでもよかったと思うけど・・・該当なしだからこれでいいんじゃね?みたいなノリでこれになったとか?まさかね。
「深く考えるだけ無駄ですよ。」
「そうだな。」
「先輩はこの世界で何歳まで生きたいですか?」
「そうだな・・・あっちでは、死んでしまったのだったな。ならば、俺はこっちで死ぬまで生活するか。」
「じゃあ、俺もそうしますね。」
「お前たちとこっちで暮らした方が楽しいからな!」
「でも、こっちは一日生きるだけで必死ですよ。」
「それは、あっちでもだろ?勉強に必死だったのがスキルに必死になっただけだな。はっはっは!」
「それもそうですね。」
確かに俺も、先輩とこうやってる方が楽しいからな。
「先輩は今日なにかに襲われました?魔法が暴発したとか・・・。」
「特に何もなかったと思うぞ。」
「そうですか。何かあったら面白いそうだなと思ってましたのに残念ですね。」
「はっはっは!」
先輩は狙われたわけじゃないってことか・・・。寝る前に鳥に魔力供給しないとな。幻術で自我と知性、魔力も与えてるだけだしな・・・。今は宿屋の屋根で寝てるのか?俺の作る幻術に魔力を与えれば実体ができるんだよな・・・魔力の供給がなくなると、幻術は魔法も自身の体も維持できなくなるってことだったよな。幻術に堕天さしても消えるだけだしな・・・。
これからも、鳥には俺の周りを見張ってもらうとするか・・・。生命魔法で自我を持たせた幻術には作れば維持するのに魔力許容量が関係しなくなるからな。魔力供給は必要だけど。
今回はこのスキルについて書いときます。
『流星流武闘』
・闇と光の力が合わさり破壊のエネルギーを自在に扱う武闘術。
・魔力供給量に比例して威力が上がる。
・オーラを纏うことが使用可能になる。
・剣術も多彩に扱えるようになる。




