53 山賊の襲撃。
今回は今井君視点。
俺は、村に入る前に幻術で鳥を作り生命魔法で高い知性と自我を与えたが・・・。
「そろそろ、村に着くよー。」
「運転お疲れ。」
「このくらい、楽な仕事のうちよ。」
「そうなのか?」
「さっさと、クエストやっちゃいましょ。」
今はまだ、3時ぐらいだと思うが・・・鳥に高い知性と自我与えてよかったかな・・・。
「見えて来たわよ。」
「おう。」
田舎ってぐらいで、別にひどい作りな家が乱立してるわけじゃないんだな・・・。どちらかといえば、家が密集してるような感じだけど。
俺たちは車から降りて、村長に話を聞きに行った。どうやら、鳥の方は心配はいらないようだな・・・ずっと俺たちを見張るために空を飛んでいるし。ケルベロスみたいに襲われたらどうしようかと思ってたけど・・・その必要はなさそうだな。
「おお、魔導士様ですか・・・魔除けの結界はこちらですじゃ。」
村長に連れてこられた場所は、なんか変な文字がたくさん書かれた箱みたいなのが置いてある部屋。
「これ、ほとんど魔力かれてるじゃない・・・。村の人全員でもこの魔力を補えないから依頼したってことね。」
「はい、そういうことですじゃ。」
「・・・。」
これって、魔力が使えない状態になったから、供給できなかったのか、それとも供給するのをさぼった結果なのか・・・。ケロベロスのせいで、なぜか人を疑うようになってしまったようだな。
「もうこれで、問題ないわよ。」
「おお、ありがとうございます・・・。」
この男なんか嘘くさいんだよな・・・。鳥はずっと上で飛んだままだから、誰かがあとから村にはいってきたわけじゃないし、村人がここを包囲してるみたいなことはないってことか。
「達成報酬はギルドの方に届けてありますじゃ。」
「「わかりました。」」
俺たちは何事もなく魔動力式四輪に乗って少しした瞬間だった。
「ピロロロロロロロ」
「・・・。」
あいつが鳴くときは俺達に不都合なことがあった時だけのはずだから・・・。つまりそういうことか。
「リョウ、こんなとこに山賊・・・。」
「山賊の村だったってことか。」
「うひゃひゃひゃひゃ。」
「うひひ。」
「頭、あっちの女もらってもいいか?」
「勝手にしろ!よし、かかれ!!」
なんか、魔法を撃ってくる気だな・・・。
「リョウちょっと、敵の量が多すぎかも・・・。」
「たったの50人ちょっとじゃん。」
村人総動員で・・・いや、山賊総動員ってところだろか?さっき村で見かけえた顔もあるし、完全に黒ですね。
「たったのって、私たちシルバーや、ゴールドでも倒せる自信があるってことじゃないの?」
「なんでゴールド?」
「依頼書にシルバー、ゴールドの方って書いてたじゃない!!」
「そーいうことか・・・。」
運が悪かったな。森の中で襲ってくるとは俺は木魔法が使えるんだぞ?全員木が捕まえてくれるわ。
「うぎゃああ!」
「木が襲ってきた!?」
「っち!ユニーク持ちだったか・・・。」
木魔法で手と足を縛って今のうちに鉄魔法で鎖を作っとくか。
「ただの木なら火魔法で燃やせばいいだけだ!!」
「さすが頭!!」
「ねぇ、そろそろ、降りて戦わないとまずそうだけど・・・。」
「だな。」
俺は鎖が完成したから、これを振りまして戦うか・・・。槍は適当に暴れさせとけばいいか。
「ぐわっ!!鳥が襲ってきやがった!?」
水魔法で木を湿らして燃えずらくしてるのか・・・。ほんとに高い知性だな・・・。
「くっそたれ!!」
山賊の一人が鳥に魔法撃ってるけど・・・鳥の水魔法に掻き消された。
「あの鳥はなんで助けてくれるんだろ?」
「今はそんなことよりこいつらをどうするかの方が優先しないとやばそうだけど?」
「そ、そうね。ごめんなさい。こいつらは全員とっ捕まえて衛兵にでも突きつけようかしら?」
「なんだど?この女・・・。この数に勝てるとでも?」
「冗談でしょ?雑魚が集まっても雑魚ってことを教えてあげるわ。」
なんか、ジンジャーが小者臭するぞ・・・。
「もっとも、お前らが捕まるのは確定事項だがな!」
「威勢だけじゃどうにもならないぜ!!」
馬鹿どもは気づいてないようだな。取りあえず目で見える連中の足は拘束完了。
「んにゃこりゃ?」
「頭!!足に鎖が巻き付いて身動きが・・・。」
「っく馬鹿どもが!!」
お前もバカの一人だろ?自分の足見ろよ・・・。
「ジンジャー取りあえず40人近くは拘束完了したからこの檻にぶち込んでいってくれ。」
大型バスぐらいの四輪の檻だ。今頃鎖が全身を巻き付いた頃だな。地面の中から鎖で拘束作戦成功!!魔力許容量ギリギリだったけど・・・。限界じゃないからまだまだ、魔法は使えるけどな。
「くっそったれめが!!」
偽村長はリーダーじゃなかったんだな。こういうのって異世界者日常茶飯事なのか?それとも俺が運のないだけか?
今回は特に書いておくことはないと思います。




