表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
52/957

52 廃城の探索が完了しました。

今回も赤羽根さん視点。

「ねぇ、さっきからかなりの数の魔獣倒してるけど。」


「そうじゃな。さっきから獣系の魔獣がよく見かけるな。」


ばっちり私のソナーには魔獣の動きも捉えれている。


「ソナーって便利なのね。今度からこの魔法はソナーと呼ぼうかしら。」


「ずっと使っておるのか?」


「ずっと使ってないと意味ないでしょ?」


レーダーは音じゃなくて、電波なんだっけ?今度雷魔法の応用でやってやろうかしら。


「最上階に絶対にお宝があるのがお約束なんじゃ。シオン早く行くのじゃ。」


リリアナは今にも走り出しそうな勢いで歩いていくから、追いかけるのが大変。


「ねぇ、いっそのこと妖精の羽で飛んだ方が早いんじゃないの?」


「それもそうじゃな。シオンはやっぱり天才じゃな!」


リリアナは今日の朝から妖精の羽の性能が上がったようだし。妖精の羽の使いすぎでスキル化したのかな?


「ちょっと待ってよ。」


私の青に近い光が蝶の羽のようになっているけど、リリアナは黄色いというより今は金がメインの銀色の装飾がされている羽のようだけど・・・あっちの方が性能がはるかに上のようね。割と多くの魔力許容量で羽を作らないとリリアナのスピードに置いて行かれそう。


「次を左に行けば大きな階段よ・・・。」


「わかったのじゃ。」


この階段がどうやら、一番上までつながってるようだけど、一番上に何かがいるのよね・・・。大きな獣のようだけど・・・。お約束ってことよね。


「この階段じゃな。」


「この階段で間違いないわよ。」


「では、さっさと、行くのじゃ。」


リリアナの目はやけに輝いている。


「そんなにお宝がほしいの?」


「ロスト・マジックとかがあるかもしれんじゃろ?」


「失われた魔法?」


「そうじゃ、廃城ということはじゃ、昔はここに王様がいたかもしれないじゃろ?リリアナはまだ20数年ほどしか生きてはおらんが、他のエルフなんかは100年とか普通に超えておるのじゃ。リリアナも1000年くらい生きておれば、ここがどこの誰の城かわかったかもしれんのじゃがな・・・。」


「エルフって長生きなのね・・・」


「人族は70年ほどが平均だと言われておるが、リリアナはシオンのことを一生覚えておくから大丈夫じゃぞ?」


「縁起でもないこと言わないでよ・・・。」


「冗談じゃ。半分ぐらいは・・・。」


「それともうすぐ、亀に似たかなり大きな魔獣がいるわ・・・。」


「亀?そんな雑魚なら余裕じゃな。」


玄武とかだったら、負けるわよ?王都から北に向かってきたのだから・・・。


「クシァー!!」


玄武ではなさそうだけど・・・。背中の甲羅の一部が穴が開いてるってことは・・・あそこから何かが飛び出してくる可能性もあるってことね・・・。本当は暗いのでしょうけど・・・。私とリリアナの妖精の羽の光でこの辺りは随分と明るい。


「一気に畳みかけるのじゃ!!『妖精魔法・妖精の弾丸』」


リリアナは亀に容赦なく妖精の弾丸を撃ちこんだ。妖精の弾丸はその弾丸を構築するときに魔法や、複合させることで、その弾丸の性質を変えることのできる妖精魔法の基本形の魔法だけど・・・かなりの攻撃力があるのよね。


「リリアナの弾丸が効いてない?」


「むむ・・・これはなかなか強いようじゃ。」


「クシュー」


亀が空気を吸い込み始めた・・・。


「シオン何かするようじゃ、気を付けたほうが良いと思うのじゃ。」


「わかったわ。」


空気を吸い込んでできる攻撃は空気を圧縮して撃ちだすとかかしら・・・。だったら妖精魔法で、音と重力を混ぜた結界で閉じ込めてやろうかしら・・・。


「リリアナ少し離れて、私があれの動きを封じるから。」


「わ、わかったのじゃ。」


「クシューー」


「もうすぐ、撃てますみたいな顔をしててうっとしい亀ね・・・、これであなたの攻撃はこっちまで来ないわよ。」


私は亀の周りに半球体の結界を構築した。音と重力によってその強度はかなりのもののはず。


「クシュー」


かなりの数の爆発音とともに亀のいたはずの地面がなくなっている・・・。結界は無事のようだけど。


「落ちっていったようね・・・。」


「さっさと中に入るとするかの・・・。」


「あいつ、こんな場所で何がしたかったのかしら・・・。」


亀は結構な高さから落ちて見るも無残な姿になっている・・・。


「お宝じゃ!!」


リリアナは何かを読んでいる・・・。


「おお、昔の古文書か何かのようじゃ・・・。」


「その絵、なんかいやね・・・。私たちに似てるわ・・・。」


「そうかの?」


そうでしょ?なんか赤い角はやした今井君そっくりな人が黒い邪気みたいなの纏ってるし・・・本村君そっくりの人は剣をもって今井君を倒そうとしてるし、少しだけリリアナに似た金髪の青年は水の大魔法でも使ってるんじゃないの?


「それ、リリアナのおじいさんが戦った話なんじゃないの?」


にしても、私たちのそっくりさんが書かれてるって不気味ね。


「そうかもしれんな・・・。爺様は1000年ぐらい前の英雄じゃったからな。」


どういうわけか知らないけどわたしだけ書かれてないのね・・・って何こんな本をまじめに分析してるのかしら?よく見たら、ここのそっくりさんは少し違うところが多々あるようだし・・・。


「これを報告するの?」


「大した宝はなくても、報酬がいいから問題はないのじゃ。ここからなら飛んで帰れそうじゃな。」


リリアナが窓から外に飛んで出て行った。私も後をついて車まで飛んで行った。





今回は特に書いておくことはないです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ