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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
503/957

503 お店経営14日目朝 迷惑を掛けない・・・

今回はシエル

「シエル、朝からヒドイ!」


「ヒドイなんて言ってられませんよ?マスターが仕事ほっぽって出てきたんですから、遅れを取り戻してください。」


「こんなにやったら魔力もたない!私壊れちゃうじゃん!」


「壊れてから言って下さい。」


「なんでよケチ!シエルも手伝ってよ、前の半分くらいしかやってないじゃん!」


「・・・そのことはいいんですよ、マスターは若いんですから、ちゃんと働いてください。お嫁にいけないですよ?」


「シエルもお嫁にいけないでしょ。」


「私なんて、貰ってくれる先ないですから大丈夫ですよ、私貰われても子孫繁栄とかできませんし、意味ないですよ。」


「シエルが隠し事シエルの分かるんだからね?シエルは最近何かのために魔力使わないんでしょ?」


「いいえ違いますけど?」


「嘘だ!シエル最近なんか弱っちくなったもん。」


「マスターが強くなっただけですよ、私はマスターと違って、死闘なんてしてませんし。命懸けで何かをしたら、得られるものも大きいんですよ、私はマスターが独り立ちに向かって一歩ずつ進んでいるんだと思いますね。」


「シエルのイケズ、なんで意地悪ばっかり言うの・・・」


「今のは何も意地悪要素ないですよね?保護者代理としての言葉ですよ、でも嫁には行かせません。」


「なんで!っていうか、私がシエルの保護者なんだから、シエルは私の保護者のわけないでしょ!」


「そうですね。」


「ちゃんと教えてよシエル。」


「だーかーら、マスターが成長したんですよ、マスターも生きてるんですから、成長位当たり前にします。」


実はリョウ様の眷属でもあるんですから、リョウ様と同じように怠惰で半分ぐらい持ってかれたなんて恥ずかしくて口が裂けても言えませんしね。しかし、私は4人の眷属に同時になってるわけですか・・・欲張りですね。


「シエル、最近やっぱり変だよ?」


「変じゃないですってば、最近そもそも、マスターの傍にいなかったじゃないですか!」


「そっか・・・シエル最近前よりは優しくなったような、ケチになったような、半々だから・・・よくわかんない。」


「意味が分かりませんよ・・・それよりも、無駄口叩く暇があるなら、さっさとその仕事終わらしてください、そしたらいくらでも話してあげますから。」


「ほんとに?全部話してもらうからね。」


「大人の世界はそんなに甘くないですからね、さっさと終わらせればの話です。」


「やっぱ、シエルはケチ。ケチシエル。」


「マスターは人の名前弄るの好きですね・・・」


「そんなことないもん!シエルのバーカ、バカシエル。シエルもさっさと働け!」


「マスターが無駄口叩いてる間に私は私に課したノルマを達成してます。マスターはそのノルマすら終わってないんですから、さっさとやっててくださいね。じゃあ、私は今日取りに来られる商品を渡す準備をしてきます。」


マスターに感づかれるとは・・・出来るだけマスターに迷惑を掛けないつもりでしたが、もっと完璧にやらないと、余計な迷惑になりそうですね。マスターはため息をついてますし・・・マスターには迷惑を掛けないで居続けたいです・・・



シエルはシエルなりに行動してる・・・

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