482 旅の10日目朝 武器づくり
今回は今井君
「朝からうるさいな・・・シエルとコチョウか・・・あいつらホント賑やかだな。」
「とか言いつつ、自分は呑気に読書か、のんきやなぁー。」
「なんだ、紅か・・・お前も本とか読むの?」
「読まへんな・・・なんかうちには合ってないことちゃうかな?」
「ふーん・・・てか、なんで俺の部屋にいるの?」
「なーんかおもろいもんないかなぁって思ってんけど・・・ないな。」
「無いだろう・・・普通は。」
「そうやな・・・でもこれとか、ええなぁ・・・うちの刀、折角シエルからもらったのに、アンタに折られたからな・・・」
「まじ?」
「マジマジ、大マジやで?ほれ、」
折れた刀を見せられた・・・
「弁償とかですかね?」
「いや、そんなんしたら、シエルに悪いわ。」
「ふーむ・・・シエルのくせに折れるような刀を渡すとはな・・・仕方ないな、俺がグレイトな武器を作ってやろうじゃないか!」
「作れんの?普通にすごない?」
「でしょー俺ってばやっぱりすごいでしょ!」
「自分で言わんかったらな・・・」
「じゃあ、始めるかな・・・久しぶりだなぁ・・・」
「うんうん、面白くなってきたで!」
「朝からハイテンションやな・・・よくやってられるな。」
「そりゃ、うちが鬼やからかもなーで、早く始めてほしいんやけど?ワクワクが止まらんで、こんなことなら、カグヤも起こしたれば良かったわ。」
「飲ませまくるからだろ。」
「ええ体してたで?」
「聞いてないし、お前見たのか・・・とんでもない変態だな・・・シエル以上だ。」
「何言ってんねん、そこにはお宝があったから覗いただけや、それ以上は何もしてへんからな?いくら、うちでも、嫌がる相手からは無理矢理やったりせーへんし?」
「どーなんだかね。」
鉄魔法とか、金魔法とか、銀魔法とかで色々な魔法で取りあえず金属の塊を出しながら話す。
「鬼は嘘はつかんで?でも冗談たまには言うけどな。」
「お前大半冗談みたいなやつじゃん。」
「痛いとこ突いてくるなーなんも言い返されへんやん!」
「はいはい。」
しっかし、魔法で何かと上書きしまくってるから強度は大丈夫だろうけど・・・ちゃんとした武器にこれで上付けした方がつよいんだよなー今はそんなのないから使えないけど。
「ほー、今度のはえらく、高そうな装飾ついてるな・・・金でできてる部分とかまであるやんけ!高!うちじゃ、買えへんし、貰えへんやんけ!」
「せめてもらってくれよ・・・」
「高そうなやつ、もらえるわけないやろ?」
「いいよ、どうせただみたいなもんだし・・・」
えげつない量の魔力を消費しただけ・・・何回魔法を使えばいいと思ってんだよ、これで、許容量も増えるからやってるんだけど・・・許容量にリセット掛かるのはオカシイでしょ?やっぱり。
「マジで?お得やん、リョウに損がないなら貰うわ。」
「なら、もらえ、俺には得しかない。」
「は?ヤバ過ぎやろ。」
今井君は武器も作れる・・・でもコチョウの方が器用に作れる




