477 旅の9日目夜 色欲の罪は健在でしたか・・・
今回はシエル
流石に鬼と飲むのはヤバいですね・・・ちょっと吐き気がしますよ。
「ん?あれは・・・マスターですか、リョウ様の部屋に入って・・・まさか、酔った勢いでそのまま・・・少しだけ、見ていきますかね。」
思ってたよりも早く出てきましたね・・・5分かかったかどうか・・・ゆでだこみたいに真っ赤になって出てきましたねって泣いてるじゃないですか、リョウ様め許せませんな。ここは私からも一言言ってやりますか。
「私も相当酔ってるみたいですね・・・中の様子位千里眼で一発だったじゃないですか・・・これは失敗ですね。」
まぁそんなことはどうでもいいことですね・・・
「リョウ様!何てことしてくれたんですか!ちょっと今日の私は黙っていられませんよ!ちなみに弁解しても無駄ですからね!?もうあなたはやってしまったんですよ・・・」
「・・・」
「聞いてますか?顔赤くして黙られたら困るんですけど?」
リョウ様までゆでだこじゃないですかー何やってたんですかね?
「リョウ様、リョウ様・・・これ触ってみてください、おっぱいですよー。」
クッションですけどね・・・こいつほんとに大丈夫なんでしょうか?動く気配ないですけど。
「『水魔法・クリエイトウォーター』」
上から水をぶっかけてやっと気が付きましたか。
「冷たい・・・サブい・・・風邪ひくだろ!」
「やっと目が覚めましたか、変態。マスターをよくも泣かしてくれましたね、それを許されるのは私だけです。しかし、何も聞かずに手を出したら、あとでベラドンナ様が怖いんでまずは話ぐらい聞いてあげましょう、全く参考にはしませんけどね。」
何したか聞いたら顔赤くしやがって・・・全く、あーでも、マスターとリョウ様みたいな初心が同時に赤くなるのは決まってますけどね。
「まさかとは思いますが、マスターを汚したんじゃないんでしょうね?」
首は振りましたか・・・喋ったら早いんですけどね。全く酔ってるから頭の回転もとんでもなく落ちてしまってますね。
「なら、マスターのおっぱいを揉んだんですね?確かに、並みよりは少しはデカいですけども、まぁ、今の私の方がデカいんですけどね。」
これまた違うんですか・・・何したんでしょうか。
「まさか・・・キスしたんじゃないんでしょうね?あーマスターの初めては貰ってやろうとも思ってたのに残念です。」
「・・・。」
「ふむ・・・やってしまったことは仕方ないんですが、あのマスターならやりかねないので聞いておきますが、リョウ様がされた側ですよね。」
返事がないただのゴミクズのようだ。
「なるほど、沈黙は否定とします、酔ってるんで威力調整上手くいきそうにありません、死んだらあの世で楽しく暮らしてください、人生で2度も体験できるなんて幸せ者ですね♪」
「やめて、死にたくないってば・・・」
「変態は大人しく滅されるべきです。」
「お前に比べたらましだから大丈夫、それに俺はされた側、だから殺されるのはオカシイ。」
「ウソをついてもダメです、よくも汚してくれましたね・・・なるほど、ならば私も汚してきます・・・まさに命がけですけどね・・・」
「何をする気?」
「リョウ様の想い人全員に同じことをと思いましたが、命が3つあっても足りませんのでやめました。リョウ様の記憶を貰うだけにします。」
これなら、あとでマスターの記憶も消して、ウィンウィンですね♪
「失敗して20年ぐらい記憶消したらすいませんね。」
「それ俺生まれてすらないんだけど・・・」
「流石は酒を飲んでないだけのことはありますね、ついでにさっき私の前に誰か部屋に来てましたっけ?」
「きてなかったと思うけど・・・」
今日の午前位から記憶をすり替えたんですけどね・・・マスターがあんなに鬼畜な攻撃してるとは私も思いもしませんでしたけどね、体半分ぶっ飛ばすって私でもやりませんからね、というよりもあれ、リョウ様が逃げようとしなかったら・・・全身ぶっ飛んでますよね、マスター後先考えなさすぎですよね・・・体が半分無くても生きてるこの人の生命力も相当なんですけどね、使用不可の能力使って暴走するとはリョウ様はまだまだですね・・・こんな男が、マスターの唇を・・・
「イタッ、なんで叩くんだよ。」
「イラッとしましたから、これからも無意味に攻撃を仕掛けますからね。」
部屋を出るときにリョウ様が俺何かしたのかな・・・とか言ってましたけど、リョウ様が全部悪いんですからね、マスターを汚した罪です。
「色欲の罪は健在ことですか・・・」
シエルはレズではなかったはず・・・




