475 お店経営12日夕 その後
今回はコチョウ
「・・・てください。マスター起きてください、やっと目が覚めましたか?」
「うん?えっと・・・誰?」
「私ですよシエルですよ!?記憶喪失ですか?ちょっと、リョウ様シバいてきます。」
「ダメだってば!リョウは大丈夫だったんだ・・・」
「だったんだ・・・じゃないですよ?マスターが一番重傷で倒れてましたけど?リョウ様治した後自分を治さずに寝たんですか?」
「もしかして・・・シエル?」
「もしかしなくてもシエルですよ!?」
見た目が大きく変わってたから全く分からなかった・・・でもわかったからそれでいいかな。
「リョウ様のせいですね・・・やっぱり、一回シバくべきかもしれませんね・・・」
「そんなことしたら、シエルのこと嫌いになるからね。」
「マスター相変わらず、バ可愛いですね。」
「バ可愛いって何?」
「マスターのことです。」
バカにしてるようにしか思えないんだけど・・・
「リョウ様も喜びますよきっと、あの人は本当に誰にでも迷惑かけますよね。」
「別に迷惑って思ってないもん・・・シエルが一番迷惑かもね。」
「それは、手厳しいですね。」
シエルって和服を着てるけど・・・和服の方が好きだったのかな。
「そういえば、リョウも和服だった・・・」
「そりゃあ、東の国にいましたからね、ベラドンナ様も和服ですよ?メイド服は流石に浮きますからね。」
「じゃあ、ここは?」
「ここは、ベラドンナ様のテントです、といっても、テントの名前を借りた家も同然なんですけどね。この部屋にリョウ様いますよ。」
「へー・・・何でもありなんだね、ベラドンナも。」
「マスターが私を使うし、大ダメージを受けるし、気を失うしとかなり私も焦りましたよ、あんな空間ごと前のマスターのドジしたときみたいに完全に隔離されてましたからね、見つけるのに苦労しましたよ。」
「へー・・・この辺の骨、折れてたと思ってたんだけど、シエルが治してくれたの?」
「そうですよ?って、またイチャイチャしてるんですか?」
「してないじゃん、今何もしてなかったじゃん俺。」
「確かに何もしてませんでしたね・・・ベラドンナ様は、リョウ様はもう下心丸出しで胸みてましたよね?
そんなに見たいなら、マスターのでも見ててください、普通の人よりも少しだけ大きいですよ?きっとリョウ様も満足させれます。」
「人の胸のこと言わないでよ!変態。」
思いっきり殴ったはずなのに、全然シエルにダメージないじゃん・・・シエルってこんなに頑丈だったんだ。
「今私のこと頑丈とか肉盾とか思いましたね?単に、マスターが弱ってるだけですよ。」
「なんで?」
「なんでって、ご自分で暴食を乱用するからですよ?その反動とでも思っててください。」
「あっそ・・・」
何も言わずにちょっと離れたところからベラドンナが見てるってのも結構怖いんだよね・・・威圧、プレッシャーみたいな。
「リョウ様一応言っておきますが、傍にベラドンナ様がいないと2回は殴ってますからね私。」
「まぁ・・・でも俺悪くない、体勝手にやった、不可抗力、コチョウには一応おれ、謝った。」
「なんで片言でリョウ喋ってるの?」
「悪いことしたと思ってるんですよ、からかうの楽しいですよ?」
「シエルってやっぱりいい性格してるね・・・」
「そうですよね♪」
え・・・性格悪いの方の意味だったんだけどな・・・シエルが腹黒妖精なのは知ってたけど。
一応言っておきますが、今井君は何の後遺症もありませんからね、




