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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
472/957

472 旅の9日目夕 人間道 その1

今回は今井君

「いてて・・・ここはどこだ?」


見た感じだと、あの世?

雲の上みたいな感じだし、あ、でも水蒸気じゃないぞ?なんじゃこりゃ。


「けがとかは・・・黒い靄と、何か正体不明の衝動に駆られる位か。」


全くだよな、信長もどうやらベラドンナ体がやってくれたのかないし・・・これやっぱり死んだのかな。でもこんな天国っぽいところで、こんな場違いみたいな靄だしてるし。


「おーい、ベラドンナ!シエル!」


まぁ、流石にいないよね。

ここにまで、いたりしたら流石にヤバいのかな?


「それはまずいかも知れないな。」


しかしこの場所は青空だな・・・



「アイタ!誰だよ、いきなり叩いて来た奴。」


「私よ!コチョウだよ!」


こいつがなんで、ここにいるんだ?まさか、こいつも何かに巻き込まれたのか・・・


「・・・誰もこんなとこ来れないでしょうけど、シエルとかならもたもたしてるとここに来そうだね。」


「だねじゃなくて、ここどこ?お前は本物か!?」


「ほんと失礼ね、私は本物だし、ここはリョウが作った場所だよ?私はリョウがえげつない勢いでダメージ喰らってるみたいだったから、助けに来たんだけど・・・さっきも倒れたから、傷は治してあげたけど・・・その黒いの何?」


「わからない・・・けど・・・」


「それに、なんか変・・・」


「俺はいつも通りではないと思うが。」


「違うの!?」


「なんか変な気分・・・」


「まさか、私を見てムラムラしたとか?やめてよね、変態!」


「誰が・・・」


あー信長が原因かわからないが・・・この感情は信長に体を奪われる前にも少し感じたな・・・少しというか、ガッツリだけど、殺人衝動ってやつか・・・まずいな、コチョウなら襲っても逆にこっちがやられそうだけど、流石に、こんな戦闘状態でもないようなときに、やるのは・・・まずい。


「ねぇ、まだ痛むとこあるの?回復魔法はちゃんとかけたんだけどな・・・もっかいかけてみる?」


「近づくなってば・・・」


「え・・・ごめんなさい、迷惑だよね・・・ごめんなさい。」


「そうじゃなくて・・・」


あああ!ジレッタイナ・・イライラもしてきたぞ・・感情が崩壊してるのかな?いや、むしろイライラ、ガァァって暴れたくなるような感じだ・・・


「ねぇ、でも大丈夫?なんだか、様子が変だけど・・・」


なんで、また近づいて来たんだよ!?


「ホントに大丈夫?」


「大丈夫・・・」


「ホント?どこか苦しいところとかない?」


「無いって言ってるだろ・・・」


「う・・・ごめんなさい、迷惑なんだったら帰るけど。」


ああ、ダメだコリャ。


「キャッ!!」


オーノー殴り飛ばしたぞ・・・靄の噴出量が増え始めてきたし、なんかイライラっていうか、暴れたいっていうか・・・



またお前か今井君・・・

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