47 魔法がなぜか失敗しました。
今回は今井君視点。
俺は珍しく朝から特訓を開始していた。
「とりあえず、槍を作るか・・・。」
いつ見ても、俺の作ったものはいい出来だな。使い捨ての槍なんだけど・・・。
「リョウは朝早くからこんなところで何してるの?」
「ジンジャー?お前こそ朝早くに何してんの?」
こいつ、ストーカーじゃないよな?
「今日はたまたま、朝早くに目が覚めたから散歩してたのよ。」
「ああ、そうなのか。」
「で、何してるの?」
「特訓だよ。」
「私も特訓しても大丈夫?」
「まぁいいけど・・・。」
特訓するのは見られても問題のない主要魔法とこの槍術だけにしとくか・・・。
「よかったわ。」
「じゃあ俺は魔法を適当に撃つから当たらないように気を付けてね。」
「別にいいけど、魔法って適当に撃つよりも何かをイメージしたほうがいいと思うけど・・・。」
「そういう意味の適当じゃないんだけど、まぁわかったよ。」
俺は普通に六属性の魔法を使ったところで気づいた・・・。人族って六属性全部使えるのって珍しいんだったけ・・・。
「あなた人族のくせに六つも使えるのね・・・羨ましいわ。」
「それこそイメージの力だけどね。」
「そうなの?私でもできるの?」
「たぶんできると思うけど・・・。」
「じゃあ、私は使えない闇と地の特訓しとくから。」
ジンジャーは帰っていった。
一緒に特訓するとか言ってたけど・・・。あいつは何がしたかったんだ?
「あいつにチームのこというの忘れてた・・・後ででいいか。」
とりあえず、俺は赤い火で魔法としますか・・・。
「ファイアーウォール」
目の前に火の壁が出てきた。
捻りをきかせて、火の壁からケロベロスの顔でも浮かび上がらせようかな・・・。
「グルルルル」
「ガララララ」
「クルルルル」
きもっ!!なにこれしゃべんの?唸るの?ちょっと気色悪いな・・・。
「ガウゥ!!」
火の壁が体に変わってきた・・・。あ、これまずってるパターンだよね?
「「「ウオォォォォォン!!」」」
これ俺が作ったのに敵対してるよね?生命魔法を使ってないのに?
「俺なんかした?」
「ガウゥ!!」
「おっと!?」
危ないな・・・こいつ襲ってきたぞ?火のケロベロスって化け物かよ。魔獣・・・ではないよな?俺が作ったんだからいうことを聞けよ。
「とりあえずお前らは・・・お仕置きが必要のようだな。」
「「「ウオォォォォォン!!」」」
「うるせーよ!!」
とりあえず、水魔法で作った大きな水の玉ぶつけてみたけど・・・ジュゥゥゥっていって水蒸気になったような・・・こいつとんでもなく熱いのかよ!!
「グルゥゥゥゥ!!」
一匹の変な唸り声ともにケルベロスの足元が溶け始めた。
「地面が溶けるって・・・。」
これ、あいつに槍投げても意味ないよな・・・。どうしよ。
特に書いておくことはありません。




