465 旅の9日目昼 追跡ではなく追い詰める
今回は今井君
100%追跡がバレテマスヨネ・・・追跡というよりも・・・あの人もホントに運がないよね、俺は穏やかに話し合いでとかも思ってたのに、この人ら話す気ないよね、馬と同じぐらいの速度で走り続けるとか、まじでなんなんよ・・・
「リョウ様、チンタラしないでもらえます?今はもう、追跡ではなく、既に追い詰める作業に入ってるんですよ?今はまぁ、このメンツなら、馬ごときで逃げ切れるはずもありませんからね。」
「その服でなんで速く走れるんだよ・・・」
「言い訳ですか?仕方ないですね、あの人を捕まえれてたらマスターがキスしてくれますよ。」
「いない人を勝手に使うなよ・・・コチョウは一応お前のご主人様でしょ?」
「そうですけどね・・・まぁいいですけど、おいていかれそうなんで、真面目に走ってくださいます?」
「これ以上速く走れというのか・・・どんだけ付与魔法掛ければいいんだよ・・・時速100kmとか出てるんじゃないの?」
「残念ですが、まだ60km出てませんから。」
「マジかよ・・・てか、お前らは魔法で補助でも、紅はどうやって走ってるのさ?」
「普通に身体能力でですけど?」
「は?化けもんかよ・・・怪物じゃん。」
「リョウ様が近接で喧嘩売ったら3秒で決着つきますよきっと。」
「3秒って・・・紅は普通にベラドンナと話しながら走ってるぐらいだし・・・あり得る。」
「鬼はその気になれば、時速200kmで移動可能ですよ、瞬間最高速度とかだと500とか出せる人もいるかもしれませんね、これが、鬼が最強種族と言われる理由です。まぁ、体だけならば、他の種族には負けませんけど、魔法とかも出され始めると・・・幻人には負けますよ、なにせ、エーアイ様とマスターしかいませんからね。」
「主自慢かよ・・・」
「あなたはよく部下自慢するじゃないですか、それと同じですよ♪」
「だって、凄いもん。」
「わかりましたから、もう少しスピード出してください。蹴り飛ばしますよ?」
「こっわ・・・走るから。」
「走るのが面倒ならば、飛んでもいいですよ?」
「飛んでもね・・・確かにそっちの方が俺は圧倒的に早いけどさ。」
「とか言っても、リリアナ様の方が普通に早いんですけどね。」
「上には上がいるだけ・・・俺はちょうどいいぐらいだからこれでオッケー。」
「何とも欲がない・・・だから怠惰なんですよ。」
「違うでしょ・・・」
「お、どこかに逃げ込みましたね・・・あそこにあるみたいですね、信長は。紅様、あんなに凄いのによく重症になれましたね。」
「酒を飲んで酔っ払ったところをやられたとか言ってたけど?」
「そうだったんですか、納得です、信長なんてベラドンナ様がへし折ってしまいますよ、見た感じもう呪いといてしまったみたいですし。」
「は?それ、もうこれやる意味なくね?」
「無いですけど・・・危険物は無い方がいいですよね?」
「俺が出しゃばってなんかあった時の方がだるくない?」
「リョウ様なんて、ベラドンナ様が一瞬で何とかしますよ。愛のパワーは偉大ですからね。」
「そうですね・・・」
追い詰める・・・




