461 旅の9日目朝 街道
今回は今井君
「流石にアンタらの服それじゃまずくない?」
「洋服じゃ目立つか・・・」
「特にシエルなんて馬鹿みたいに目立ってるで?」
「そうですよね・・・普通に街道を歩いてるわけですけど・・・目立ちますよね。」
「ベラドンナのメイド服もどうかと思うけどな、アンタ昨日、働くなって言われてなかったけ?」
「確かに、普通の私服もありますが・・・ご主人様の前では恥ずかしいです。」
「え!?あ・・・取りあえず、こっちの国の紅みたいな感じの着物ある?」
「シエルは流石にそのサイズやと目立つで?下手したら妖怪扱いされてうちらまで襲われるそうやで?」
「そうですね・・・仕方ないので、本当は戦闘形態なんですけど、最近じゃ変装のための物になってきましたね・・・まぁ、小さい体の方が動きやすいんですけど。」
なんて、言いながらホントにデカくなった・・・170あるかないかぐらいかな?俺はこないだ測ったら178位だったけど・・・ベラドンナは183位だったかな、俺よりも少し高いし。てか、シエルのやつちゃっかり和服に着替えてやがるし・・・変身ついでかよ。
「おお、シエル・・・あんた結構デカいな。」
「ちょっと、後ろから鷲掴みしないでくださいよ・・・リョウ様が興奮したらどうしてくれるんですか!?」
「しないからね?」
「まさか・・・リョウは男に興味ある側やったんか・・・」
「なるほど、どーりで・・・あんな美少女、美女が近くにいても手を出さないわけですね。マスターも大変な人に惚れてしまいましたね・・・」
「違うし、ちゃんと女好きだし。」
「女好きって・・・たらしですか?リョウ様は・・・あーたらしでしたね、ごめんなさい。」
「別に違うでよ・・・そこまでじゃん?」
「自覚まであるならもう手遅れですね・・・」
「ベラドンナ、シエルが変なこと言ってくるって・・・お前もいつの間に着替えたんだよ!」
「いえ、シエル様がご主人様の相手をしていたので今のうちかと・・・」
こいつそういや、早着替えしてたけど・・・空間魔法か何かでやってるのかね?
「ご主人様は着替えなくてもよろしいのですか?」
「え?だって・・・見られるじゃん、俺そんな性癖ない!」
「もう少し寄っていただけますか?」
「うい。」
なんか触られたと思ったら、着替え終わってた・・・
「ん?何したの?」
「空間魔法の応用です。」
「わからん・・・」
無駄に人間サイズになったシエルが胸をぶつけて自慢してくる・・・
「どうですか?ベラドンナ様ほどではないにしろ、かなりのサイズですよね?リョウ様が巨乳好きなのは知ってますからね?よかったら触ります?触らせませんけど。」
「触る気ないし、触らせないのかよ。」
「期待しちゃいました?初心ですね。」
こいつ絶対俺のことで遊んでるでしょ・・・もういいけど。
「ご主人様が胸に興味あるのでしたら私ので我慢していただけるのでしたら・・・」
「だから、期待してないってば・・・」
ベラドンナに変な勘違いされたじゃん・・・シエルめ、やはり腹黒。
皆和服にされた・・・




