452 旅の8日目朝 移動
今回はシエル
「ジンジャー様は流石ですね・・・かなりほっとしましたよ。」
「なんかあったん?なになに?」
「紅様には関係のないことですから、大丈夫です。」
「シエルはケチやなーまぁええけど。」
リョウ様とベラドンナ様は一度も口を開きませんし・・・よくこんな状態でいられますよね、紅様なんて絶対静かにできないタイプの人間ですよね、ずっとワタシが相手をしてるんですけど・・・
「シエルも結構メイド服とか似合いそうやなー後で借りてみたら?」
「私サイズの服じゃないですよね?人になれば問題ないんですけど・・・でも、メイド服も一応私持ってますけどね!」
「まじで!?後で見せてや!」
「私は着せ替え人形じゃないんですよ、残念ですね。」
「シエル結構ケチやな、ケチやケチ。」
「ケチって言った方がケチなんですよ?」
「マジで!?そんなん初めて聞いたで?」
「私が言いましたから。」
「やっぱシエルやなー・・・この二人マジで喋らんやん、おもんないで。」
いきなり耳元で小声を使って紅様が話しかけてきたので私も小声で返す。
「いえ、リョウ様はの方は喋らないんじゃなくて何かずっと考え事してるみたいですね、ベラドンナ様は話しかけられない限り喋りませんから。」
リョウ様と2人だけならたまに自分から話しかけに言ってたのに・・・
「うちとしては、ベラドンナがリョウと上手くいって欲しいんやけどな。」
「それは私的に面白くありませんね・・・リョウ様はマスターと仲良くしてくださればよろしいものを。私も帰るに帰れないんですし・・・」
「帰りたかったん?」
「少なくともさっきはバリバリ帰りたかったですよ?ずっと紅様が話しかけてくるので行きませんでしたが。」
おかげでジンジャー様に任せっぱなしですし、ジンジャー様には感謝ですね。
「後でお菓子とか持っていきましょうかね。」
「え?どこに?うちにもお菓子頂戴や。」
「マスターたちにあげる分なのでダメです。」
「従者ってなんでこんなめんどいねん・・・」
私は頑固ですからね、でも、ベラドンナ様が一番堅いと思いますけど、ベラドンナ様は怒らしたら逆に怖いぐらいですし・・・あれは絶望しますよね、神を名乗ってる連中は見事に殲滅されましたからね。あれには流石にあこがれを感じましたね・・・・既になんて先まで見られてるような感覚なんですよんね、事実殆どお見通しみたいだけど。
シエルはかなり心配はしていた




