421 お店経営8日目夜 忠告
今回はシエル
朝から手をつないだまま就寝ですか・・・見てない間にじゃなくて。
「リョウ様、ちょっといいですか?」
「あと5分だけ寝たい・・・」
「じゃあ待ってますから。」
これ絶対起きないやつですよね・・・流石に日が上がる前に来たのは少しまずかったですかね。
「もう5分経ちましたよ。」
「まだ暗いじゃんってシエルかな?にしては少しデカいような・・・」
「あー気にしないでください。」
「気にしないけど。」
手は一応外すんですね・・・
「何か用?それとも、コチョウに何かあったの?」
「マスターは酒をやたらと飲んでるくらいですかね?」
「ふーん、なら用事?」
「まぁ、半分ぐらいは・・・興味半分でリョウ様のこと見てましたけど。」
「もう半分は?」
「一応はマスターのためですかね?」
「一応なのね・・・」
「ここに来たのは忠告です、興味あることにすぐに手を出すのは控えてくださいね?後でどうなっても知りませんよって言いたいですけど、何かあったら私がマスターに処理させられる可能性が高いので。」
「結局自分かよ・・・いいじゃん、面白そうなことに手を出すぐらい。」
「それが後での命取りになるんですよ、面白そうだからって何でもしていいわけではないのですよ?」
「うん・・・でもさ、エーアイもベラドンナもさ間違ったことしたら怒ってくれるでしょ?」
「怒るのは子供にだけですよ、そのうち無視されますからね。」
「無視・・・それは怖いな、気を付けます。」
そういうことはちゃんということ聞くんですね・・・
「私がの忠告ちゃんと聞いてくださいね?ホントのホントに本当ですよ?」
「わかったってば・・・お前は意外と口うるさいんだな。」
「マスターには最近嫌われたっぽいですけど、私はマスターの味方ですからね、マスターが悲しむようなことはしないことに決めたんです。勿論しませんし、させませんから。」
「難しいことを・・・」
「要するに、リョウ様は面白そうだからってなにこれ構わず手を出すのは控えてくださいってことです。」
「・・・未来まで覗いてるパターン?」
「別に人のことをそこまで覗く気はありませんが・・・あなたの行動が悔しいですけど、100%うちのマスターは影響されますから、変なことに巻き込まれたとかあったら確実にマスターは何かをやらかしますからね。そうならないようにの忠告です・・・」
「・・・そこまで言うなら控えるけど、何なら契約してやってもいいぐらいだし。」
「それをしたら、今は寝てるみたいですけど、ベラドンナ様に後で何されるかわかりませんから・・・屋敷にだってエーアイ様がいますし、エーアイ様には嘘は聞きませんからね・・・リョウ様のことに関してはですけど。それでも、大抵の嘘は見破られますけどね。」
「まぁいいわ。まだ暗いしねる。」
「イチャつく気ですかね?」
「違うってば・・・俺を何だと思ってるんだよ・・・」
「そうですね・・・いえ、言うのは止めておきましょう帰りますね。睡眠の邪魔をしてすいませんでしたね。でも、この時間帯じゃないと、二人で話せないので。もし、私に何か言いたいことがありましたら、エーアイ様と話すみたいに、何か念じるとでも言えばいいのでしょうか?一応は出来るようにしておいたので・・・計算とかは私ではできませんからね?あくまで会話だけです。」
「うん?テレパシーみたいなの?」
「それでわかるならそれでいいです。」
取りあえず、私は屋敷に帰った。
時間帯的には8日目の朝?か迷った。




