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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
407/957

407 旅の4日目朝 この女やっぱり苦手

今回は今井君

「ねぇ、アンタってメイドさんのことどう思ってるわけ?」


ベラドンナが帰ってきて、朝食をとって村をうろついてたら偶然出会ったエコーと珍しく少し喋ってたら唐突に聞かれた。


「どう思ってるって・・・好きだけど?」


「違うって、そうじゃなくて異性として聞いてんの。」


ベラドンナ前でそれ言わすの?こいつほんと性格悪いよな。


「本人の眼の前言えと・・・鬼かお前は。」


「私は人間よ、さっさと言いなさいよ。これは興味あるからさ。」


「いつもないのかよ。」


「当たり前じゃん、アンタに構うほど暇じゃなから。」


俺は最近暇だけどなー。


「本人の目の前で言うほど度胸のあるやつじゃないから俺。言えたら今頃彼女が3人ぐらいいたわ。」


「アンタにできれば、私なんて6人ぐらいは男が出来るっての。」


「お前性格悪いもん、そういう専門の人たちには人気だろうね。ププ。」


「うっざ・・・早く言いなさいってば。」


「断固拒否します。本人目の前だって言ってんだろ?バカなの?バカだな。」


「メイドさんはどう思ってるの?」


「私ですか?私はご主人様のこと好きですよ。」


「ほら、言ったんだからあんたの番でしょ?」


「理不尽だ!理不尽だ!」


「うっさいはやく言いなさいってば。」


「いーやーだ。」


こいつ何が何でも言わす気か・・・逃げるしかないな。


「逃げたりしたら図星ってことで。」


「は?」


なんで考えがバレタし・・・まぁ、あながち間違いではないが・・・嫌いじゃないし、むしろ好きだし、大好き?まぁいいか。


「あら、案外間違いじゃないみたい・・・メイドさん良かったね。」


「鬼だ・・・選択権なんて俺にはなかったのか・・・」


「今更?元々選択権とかあるわけないじゃん。バカなの?バカね。」


それ言い返してきたつもりだろ・・・こいつ低レベすぎるだろ、でも頭は割といい方と。


「別に・・・もういいよ、逃げるから。」


「逃げれるわけないでしょう?」


「飛べない女はただの女、俺は飛べるんだよーっと昼までこのまま飛び続けるからな!」


「ちょっと、降りてきなさいよ!卑怯よ!」


「卑怯ではない・・・」


「意味の分からないこと言ってないで降りてきなさいってば。」


「無理。このまま雲の上まで行くから。」


と言いつつ、透明になって部屋に戻ると。


「うふーあいつほんとにつれーわ。泣きたくなる。」


ホントになんだよな。公開処刑かよ、最悪だな。よくよく考えたら、ベラドンナだけじゃないよな好きかなって思ってるのは・・・二股か・・・もっとしてそうだけどな。最低だなーでも・・・そういう経験ないから仕方ないよね?うん、好きとか言われたら嬉しいし?仕方ないよね、うん。

取りあえず自分に言い聞かせた。



別にお互い嫌い合ってるわけではない・・・タダ相性が悪いだけ

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