4 コブリンに勝利できました。
今回は途中で赤羽根さんから本村君視点に変わります。
あと、戦闘シーン、へたくそなのも許してください。
「いくぜぇぇえ、必殺・流星拳!!」
確かに殴る威力はあったと思うけど・・・ネーミングセンスは皆無のようね・・・。じゃなくて
「全然効いてないわよ・・・。」
「生き返ってすぐ死ぬとかちょっとシャレになりませんよ。先輩。」
「いや、ダメージあったから。みろよ、よろけているぞ!!」
ほんとに大丈夫なのかしら・・・。でも1匹倒してるのよね。今井君が蹴り飛ばして動かなくなったのが1匹いるし、もしかしたら、助かるかんじ?
「先輩、さっき、こいつらにお前の血は何色だぁぁって言ってましたが、こいつら青ですよ。」
なんで、そんな気持ち悪いこと言うのよ・・・。普通にキモイんだけど・・・。
「え?まじ?それ、チョーキモイな!」
笑い事じゃないから。まじで。
「必殺・流星拳!!」
「先輩それタダのパンチですよ。」
「お前、ほんと、つめてぇーな。男に生まれた以上こういうのはやってみたいだろ?」
「でも、ほんとにやりますか?」
「・・・。俺はやったぞ?」
なんで、この二人はボケた会話してるの?でもちゃんと蹴り飛ばしたり、殴ったりはしてるけど・・・。
「先輩、ちょとこいつらやばくないですか?」
「ん?なにがだ?」
「こいつら、さっきからどこか別のなにかに気がいってますが?」
「・・・。なんでこっち見るのよ。」
「いや、なんでもないですけど・・・。」
・・・。うすうす思ってたけど、やっぱり、私を見てるときあるよね。この3匹ちょくちょくこっちを見てるけど。やばい気しかしなくなってきた。
「先輩の攻撃力不足が原因じゃないんですか?」
「なにぃぃぃ!!」
「口より手を動かしなさいよ!」
と言ってたら今井君の蹴りがコブリンの首筋に当たった。
ズシャ、ゴロ、ズズズズ
おぞましい音と青い何かをぶちまけた。
「首に蹴りを入れるのやっとできたが・・・これはキモイですね・・・。」
キモイなんてもんじゃない・・・。吐き気がする。気分もものすごく悪い・・・。
「赤羽根、お前、ちょっと先に行けよ。」
私はとりあえず、頭だけ縦に振った。ここにいたら確実に吐く。
「俺も気分悪くなったんで、いっていいですか?」
「何言ってんだ?こいつらぶっ飛ばしてからにしろよ。」
「ですよねー。」
あんなにふざけたこと言ってるけど、二人とも顔の色は、あんまりよくない。二人にもかなり来るもんは来てるようね・・・。やっぱり二人に悪い気がするな・・・。
>>本村視点
「先輩、大丈夫ですか?」
「あと2匹だろ?何とかなるぞ、これ。」
「ですね・・・。」
今井の蹴りがまた首筋に入った。こいつの蹴り方はサッカーのボレーシュートとかいうやつの蹴り方か?こいつが足技ってスキルを持ってる理由が何となく理解できた。
「先輩、あと一匹ですよ。」
「よっしゃぁぁあ、やったるぞ!」
今井の蹴りが最後のコブリンの背中に当たりよろめいた。俺はその隙を逃がさずに攻撃を・・・入れることは、できなかった。完全体制を立て直したコブリンの後頭部に、必殺技をぶち込んだ。」
「流星拳!!」
別にスキルでも何でもない、殴りだが、気分の問題だ。何となくそういうの言ってみたくなるもんでしょ。
「ぐぎゃ・・ぐべぎゃ・・・」
最後に奇声をあげて最後のコブリンは倒れた。
<<スキル流星拳を習得しました>>
「よっしゃぁぁぁぁ!!」
「やりましたね!それじゃあ俺、ちょっと離れます・・・。」
「おう!」
といったものの、俺も忘れていたものがやってきたようだ・・・。
盛大にぶちまけた。胃袋の中のもの全部出てくるかのような気分だ・・・。
あれから、5~10分はたったはずだから、俺は赤羽根のところに向かうことにした。きっと彼女も今頃は落ち着いてるだろう。
名前:本村 竜司(男)
年齢:18
種族:人間
スキル:算術 言語術 妄想術lv.2 予測lv.3 流星拳lv.1(new)
耐性:物理耐性lv.2
称号:なし
一応スキルの追加を乗せときました。ちなみに、主人公たちは関西地方の高校生です。
次は、今井君視点です。