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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
391/957

391 お店経営6日目朝 隔離 その1

今回はコチョウ

「ヤバいじゃん!!遅刻だよ!?シエル起こしてよ!!」


返事はない・・・


「シエルってば、置いていったの?意地悪・・・」


着替えて準備をもって部屋から出ようとドアを開けたらただ暗い闇が広がっていた。


「あれ・・・そういえば、私が昨日隔離したんだったけ・・・シエル悪くないじゃん。ほんとはすぐに解く予定だったんだけど、寝ちゃっただった。」


シエルがしつこく撮ってくるから悪いんだから。


「『解除』・・・あれ?解除できない・・・なんで?」


部屋の外には結界が張ってるけど、それは関係ないだろうし。


「シエルーいるんでしょ?開けてー私が悪かったから、怒らないからー。」


だが、結界を叩いた音が何も見えない闇に響いただけだった。


「嘘でしょ?シエル、私が悪かったから、謝るから、出してよ!シエルいないの?」


闇に声と結界を叩く音が響くだけで、何も変化はない。


「お願いシエル、助けてよ!なんでいないの?肝心な時だけ来てくれないなんてひどいよ!!」


私の声だけが響いた。


「ねぇ、ちょっと本当に謝るから・・・エーアイ助けて!出れないよ!シエル!助けて!」


誰も返事も術が解けることもない・・・


「シエル?エーアイ!マイティにジンジャー、リリアナ!誰でもいいから助けて!怖いよ・・・」


誰も助けには来てくれない・・・


「リョウもベラドンナも今はないし・・・誰も来てくれないのかな。解除できないなんておかしいよ。」


シエルがそこまでのことをやるとは思えないし・・・


「まさか、切り離したところに新しく空間が出来たの?結界を張ってたはずなのに・・・そうか、シエルが壊して出て行ったのかな。とにかく、何か手を考えないと・・・」


私は空間の中に収納したすべての空間魔法の本をひっくり返した。


「これでもない・・・これでもない・・・どれにもこんな場合の対処方法とか応用になりそうなものもないし、ここからじゃ転移もできないし、空間から移動すら出来ないんなんて・・・」


このままじゃ、一生ここで独りボッチ・・・


「そんなのは、嫌だ!シエル!シエル!エーアイでもマイティでもいいから助けて!助けてよ・・・」


誰かが助けに来てくれることを祈るしかないのかな・・・そんなの嫌だよ。


「誰か、シエル!謝るから、何でもするから助けに来てよ!」


いくらシエルでも、助けに来てくれないか・・・こんなことなら、写真位いくらでも撮らしてあげればよかった、シエル助けに来て・・・くれるわけないか。だって私が追い出したんだもんね。



別なところで、自分で自分を隔離して解除できなくなった・・・



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