388 研究生活6日目朝 妖精戦闘力 その1
今回はリリアナ
「なんでついてくるのじゃ?」
「いやー、マスターが起きる気配がない上にそもそも、同じ空間にいませんし、無理矢理こじ開けたり、引き戻したりもできないこともないですが、うるさそうなんで止めておきます。」
「起こさないほうが、うるさいと思うのじゃが。」
「リリーもそう思いますよー?」
「たまには痛い目でも見て、私が毎朝起こすありがたさでも感じてくれればいいんですよ。私が体の全部に心の底から尽そうとしてるだけですのに、マスターはどうして理解してくれないのか謎です。」
まぁ、しつこい変態と思われてるぐらいじゃからな・・・理解されるのは当分あとじゃろうな。
「おまけに、最近じゃリリアナ様に乗り換える気?とかいうんですよ?信じられますか?私は貴方しか見てませんよ?なんていってもどっか行っちゃえの一点張りですし。」
「リアンーシエル様とうとう、コチョウ様にキラワレタみたいだねー。」
「リリーとかかわるだけで私までバカ扱いされるから関わらないでくれる?」
「ええ!!?」
ラムはクスクス笑って他人事じゃな。
「とにかくです!マスターは今日は遅刻でもして痛い目でも見ればいいんです。」
「ジンジャーに怒られて泣きそうじゃな。」
「それはそれでありですね。遠視できますからどこからいても盗撮は可能ですし。」
随分とハイスペックな変態じゃな。
「ラムは笑ってばかりじゃな。」
「だって、面白いですから!クク・・」
また笑い出した・・・こいつは笑ってないと気がすまないにのじゃろうか?
「それよりそろそろ、どこに行くのか教えてくださいよー。こっちの方は・・・研究所ですか?でも少し違いますね・・・戦闘訓練ですか?」
「そんな感じじゃな。リリアナは最上位妖精とかの強さを知らないから知っておきたいのじゃ。」
「リリアナ様は努力家ですねー何でしたら私がこの3人を同時に相手をしましょうか?」
「シエルは戦えたのか?それは想像もつかないのじゃ。」
「ちなみに言いますと、私はマスターよりも普通に強いですからね!驚きましたか?」
「コチョウも確かにすごいとは思うのじゃが・・・直接戦ったわけじゃないのじゃからな・・・」
「リョウ様の体よりも頑丈で同じぐらいの・・・今はマスターの方が魔法とかの攻撃力とかのステータス上では大半が倍近くリョウ様より強いんですよ?私のマスターは。」
「リョウも相当じゃと思うのじゃが・・・今は弱体化したとリョウが自分で言ってたのじゃ。」
「知ってたんですか?驚かそうと思ったのに残念です。でも、私のマスターの方が強いのは事実ですが。」
「前にリョウを倒していたのじゃからそうじゃろうな。」
「私はそのマスターよりも強いですけどね。マスターと違って、私は私自身を100%以上利用可能ですからね。」
リリアナがやってもよかったのじゃが・・・シエルの戦いというのも見てみたいしちょうどいいのじゃ。
シエルが1vs3で戦う・・・




