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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
370/957

370 旅の1日目昼 面倒ごと

今回は今井君

「中々おいしいなこの焼きそばのソースが掛かってなやつみたいなのも。」


派手なドレス着た俺と同じぐらいの女が裏路地に男3人ぐらいに連れていかれたっぽいけど・・・関わったらめんどくさそうだな。俺には関係のないことだ、そうだそうだ。


「どうやら、厄介ごとはリリアナじゃなくて俺自身だったみたいだな・・・ほんとにどうしよ、俺関係ないけどな。正義感つよいわけでもないし、暴漢が10人ぐらいいても余裕で勝てる自信はあるけどなぁ・・・」


ちょっとだけ。ほんのちょっとだけ覗いてみようかな・・・やばそうならきっと助けが来るなり逃げるなるなりするだろうし。


「本当にこちらに新しくできた娯楽施設がありますの?」


「そりゃぁもうとっても楽しいところですよ。」


うわぁ・・・まずそうだけど、そういう趣味な人なのかも知れないし・・・変に口出しできないな。


わたくしは今度来ようと思って見に行くだけですので、場所さえ教えてもらえればそれで結構ですわ。」


「上玉だな、二番目は俺にやらせろよ。」


「は?俺が二番目だっつーの。」


どうやら、後ろの二人の会話からしてほんとにまずいんじゃないかな・・・


「あの、本当にこちらでございましょうか?私の聞いてた話とは全く違うところですわよ?」


「さてと、そろそろ始めるか。」


3人組のリーダーみたいなのが止まった。


「なんですの!?だましたのですわね?」


「今更かよ、この女バカなんじゃねえか?」


「どこかのお嬢様なんだろうよ。」


「私としたことが、こんな人たちに道を尋ねてしまうとは・・・」


どうしよ・・・怖くはないけど、飛び出して助けるのもダサいしやりたくないし、後処理とかもめんどそうだし、ほんとに一人だと何にもやらないな俺は。


「ッ!?」


しまった・・・目が合ったぞ。


「コソコソ後をつけてるやつがいるかと思ってたら・・・オラ出て来いや!!」


三人組のぽっちゃりな奴が叫ぶが、俺は出ない。


「誰かつけてきてるのか?兵士の連中か?」


「いや、奴らじゃなさそうだな・・・どうする?」


物騒だな・・・昼間からほんとに物騒だな。存在がバレタんだから何らかのアクション起こさないとなーでも、ここで待つにしても出ていくにしても最早戦闘は不可避だよな・・・空を飛ぶ以外に殆どの確率で戦闘か・・・


「面倒ごとにならずに済む方法が合った。」


「オイゴラ!!いるのはわかってんだよ、出てこいや!!」


「誰が出ていくかっての・・・『重力魔法・ハイパーグラビティ』」


男どもだけ100倍近い重力に変えてやった。体はつぶれないだろうけど・・・動きは出来ないよね?少なくとも俺の演算結果ではそうなってるし、あの女が逃げることを祈って俺も逃げようっと。折角の美味しい焼きそばのソースなし、何て名前だったけな?まぁいいか、食いおわったけど、もっと味わいたかったなー買い直すか?めんどくさいな、別のを探すか。



今井君はかなりの自己中心だった・・・

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