369 王都生活48日目昼 昼食
今回はマイティ
「この時間ベラドンナさんがいないと寂しいですね。」
「ベラドンナのことですから、今頃は食料でも買ってるんじゃないでしょうか?私が食料を管理してましたから。」
「ご主人様が買ってたとかはないのですか?」
「ご主人様がそのことを気にしたりするようなお方ではありませんからね、ご主人様なら今頃、町で屋台巡りでもしてると思います。」
「確かにあり得ますね。」
「私はこれを食べ終えたら研究所に行きますが大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、結構慣れましたからね。」
「それは頼もしいですね。」
エーアイさんは食べるのはそれなりに早い、私はまだあとちょっと残ってるのだが、もう食べ終えたのか。
「エーアイさんそれ、私が洗っておきますのでここに置いてても大丈夫ですよ。」
「では、ここに置いておきますね。私は着替えますので。」
ここで着替えるのか・・・女同士だから確かに問題はないが、いつもなら着替えてからって言ってもエーアイさんの自分の部屋で着替えてたと思うが。
「今は私の部屋は少々散乱しておりまして、着替えるスペースがないのです。」
「え、そうだったんですか。」
「食事中に迷惑でしたね、廊下で着替えておきます。」
「あ、いえいえ全くそんなことありませんから。」
「そうでしょうか?無理をしてまでいわなくてもよろしいのですよ?」
「いえ、まったく無理なんてしてませんから。ここでお着換えしてもらって構いません。」
「では、食事中に失礼ですが着替えさしてもらいます。」
・・・エーアイさんってスタイルいいなぁ、女の私も見入ってしまうほどにだ、胸も私よりは遥かにあるな、魔族である私はリリアナと同じでもっと成長に時間が掛かるだけだな。
「・・・やはり廊下で着替えましょうか?」
「いえ、その必要はありませんよ。」
割と、珍しいものを見せてもらった気がするな、確かにこんなところで普段着替えないのはベラドンナさんがいれば確実にからかってきそうだからか。エーアイさん自体は女に体を見られても問題ないのか。
「少々恥ずかしかったですが、では研究所の方に行ってきます。」
「その服も私がやっておきますのでそこに置いててもらって結構ですよ。」
「では、お言葉に甘えさしてもらいます。」
エーアイさんはきれいにメイド服をたたんでから出かけて行った。
「リリアナに今朝聞かれた大人の魅力というのは、やはりエーアイさんのことか。あいつもそんなに気にしてたんだな。」
リリアナとは友人ではあるが、リリアナは妹のような感じなんだけどな。ベラドンナさんとエーアイさんにとっては私が妹のようなものと思ってるようだが、私自身も姉のように2人を思ってたりはするのだがな。
エーアイはスタイルが良かった・・・
エーアイは女に見られるのはシエルとベラドンナ以外なら問題ないと思っている。




