359 王都生活47日目夜 夕食後の片づけ
今回はマイティ
「ベラドンナさんは随分とご機嫌ですね。」
いつもよりもウキウキと夕食の後片付けをしているし、今にも鼻歌を歌いそうだな。
「そう?まぁ、明日が楽しみだから仕方ないわ。」
「エーアイ様がいない時間も1人で私が出来るか心配です。」
「マイティなら大丈夫よ、マイティちゃんは出来る子よ。」
これは相当上機嫌のようだな・・・いつもなら、出来る子なんて言わないと思うし・・・そんなにもリョウのことで上機嫌になれるんだな。ベラドンナさんは非常にわかりやすいのかもしれないな。
「ベラドンナ、ご機嫌なのは何よりですが、東の国に行くなら途中の村とかでは気を付けてください。」
「そういえば、あっちの方では伝染病か何かが流行ってるそうね。でも、教会のマザーとか、シスターでも対処しきれないだけであって、私やご主人様ならそんなのにはたとえかかったとしても治療できるから安心よ。」
「いえ、その心配ではなく、ご主人様ならきっと助けられるかどうか聞かれえると思いますので。」
「その場合は、ご主人様のお望みならやるわ。私、鬼じゃないからね。」
ベラドンナさんは敵に対しては鬼というよりも悪魔・・・恐怖?取りあえず、敵は完全排除みたいな人だからその心配をエーアイさんはしてるのだと思うが。
「いえ、あなたは怒ると危険ですので。冷たく敵を完全抹殺しますからね。拷問とかも得意なのでは?」
「あなたの中で私はえげつなく、ひどい印象なのはわかったわ。マイティは私のことそんな風には思ってないわよね?」
「ベラドンナは少々自分ことを理解できていないようですね。マイティ本当のことを言って構いません。もし、ベラドンナが襲うようであれば、私が守りますので。」
「えっと・・・ベラドンナさんは敵に回したくないって感じでしょうか・・・」
「マイティの言葉を要約すると、ベラドンナは敵に回すと厄介でとんでもなく危険だということでしょう、これであなたの危険度が少しは理解できたでしょうか?」
「私よりもエーアイの方が危ないんじゃなくて?ご主人様ラブだからあなたは、ご主人様が道端で人とぶつかって倒れたら、確実にそのぶつかった相手を葬り去るでしょあなた。」
「エーアイさんなら、やりそうでやらなさそうですね。」
「私が一々そんなことをしていたら、この世界から大部分の物を葬り去らなければなりませんが?」
「エーアイが恋愛感情こじれさしてるのは一番の問題だと思うし、怒ったらあなたの方が手をつけれないでしょ?」
「・・・私は恋愛感情なんて抱いてません。なんとはしたない。」
「どの口が言うんだか・・・ね?マイティ?」
「え、ええ・・・私からはなんとも・・・」
この二人両方とも心覗けないからよくわからないんだが、ベラドンナさんは完全に恋愛感情持ってるのだろうが、エーアイさんは気づいてないか、そう思わないようにしてるかのどっちかだな?
マイティは王都生活47日もしてないんだろうけど・・・




