35 ギルドの説明を受けました。
今回は赤羽根さん視点。
最後に今井君がやってきて、全員そろった。
私たちは、ギルドの説明を受けることになった。
「では、実力もわかりましたので、本ギルドの説明をさせてもらいます。」
ギルドマスターがギルドの説明を始めた。
「このギルドには4段階のクラスがあります。下からブロンズ、シルバー、ゴールド、そしてプラチナ、の4つのクラスがあります。皆さんはシルバーから始めてもらうことにします。皆さんでしたらすぐにでもプラチナやゴールドにはなれると思います。また、昇格する際は、一定量の依頼をこなし、ギルド側がこの人ならば問題ないだろうと判定したら、昇格することができますが、プラチナはこのギルド内のゴールドクラスの人を中心にギルド側がプラチナにふさわしい人を候補として何人かを選びます。」
「候補ということは、すぐにプラチナにはなれないということですよね?」
「はい、リョウさんの言う通り、プラチナ候補に選ばれた人を指定した場所に呼び出し、そこで競ってもらいそこで高い成績を残した人をプラチナにします。」
「それってつまり、誰もなれない可能性があるという子ですか?」
「誰もなれないかもしれませんし、二人以上いるかもしれません。」
「なるほど、そういうこともありえるのだな。」
「先輩でも理解できたんですね。」
「はっはっは!しかし、シルバーとかのランクに意味はあるのか?」
「はい。国営ギルドでしたら、魔導士ランクの方で仕事内容が決まってしまいますが、この制度ならば、魔導士ランクが関係なく、仕事を選んでもらえます。」
「そうじゃ、だからこそ、リリアナはこっちをえらんだのじゃぞ?」
「大会で高い成績を残せないといい仕事がない、なんてされたらたまったもんじゃないですもんね。」
「そういうことです。ほかに質問はありませんか?」
「うむ、問題ないのじゃ。」
私たちはギルドのカウンターへと向かった。
「では、早速クエストに行くのじゃ。」
リリアナが一枚紙をとって受付のようなところへ走っていった。
すぐにリリアナが帰ってきた。
「のう、職業はリリアナとシオンとリョウは魔法使い、リュージは魔法戦士でパーティー登録しておいたぞ。」
「そう、その職業って何か関係あるのかしら?」
「あまり関係はないかの・・・。」
「なら、問題ないぜぇ!!」
「先輩は魔法戦士というよりも戦士とかのほうが向いてそうですけどね。」
「リュージも、普通の魔法使い並みの魔力許容量じゃぞ?リョウとシオンが高いだけじゃな。」
そうだったのね。私って少し多いんじゃなくてかなり多い方だったのね。
「うむ、それでこのクエストじゃが、グレートウルフという魔物の巣の撤去じゃ。」
「そいつらはつよいのか?」
「今のリュージならば、問題ないぞ。」
「よっしゃぁぁぁ!!」
「巣はそんなに遠くないからこのクエストを行ったあと宿屋でもとるとするかの。」
「こっちで住まなくてもいいのか?」
「うむ、ある程度の資金やりくりができてからでも問題ないじゃろ。」
私たちは、初めてのクエストに行くことになった。
今回は魔物の情報書いときます。
『コブリン』
・緑色の肌に黄色い目、尖がった大きな耳。
・サイズは人間のこどもぐらいの大きさ。
・知性が高く、集団行動を主にとっている。




