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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
お店経営・研究生活編
329/957

329 お店経営2日目朝 朝の出来事

今回はコチョウ

「ちょっと、なんで朝からオーダーメイドの依頼があるの?開店時間まだの筈でしょ?」


「いえいえ、昨日のうちに取ったものですよ?」


「バカシエル、もっと早くに言ってよ。」


「あえて、困らせるためのものです。私は物事を忘れたりしませんからね。」


「でも、思ったほどじゃないわね。3つ?」


「く・・・もっとオーダーメイドの依頼してもらえば良かった・・・。」


表にそんなに顔出してないけど、大繁盛というよりは物珍しさで買った感じなのかな?


「う・・・」


「ほら、シエルが騒ぐから起こしちゃったでしょ?」


「私ですか!?どちらかと言えば、マスターの方がうるさいですよ?」


「私はお淑やかな女性を目指してるんだから、そんな真似するはずないでしょ?」


「どの口がいうんですかね・・・可愛い口だった。」


「開店まであんた暇でしょ?手伝って、と言いうよりも手伝いなさい。」


「なるほど、命令ですか?ですけど、あの方起きちゃってますよ?」


「あ、ヘカティーさん起こしちゃいました?まだ、疲れてるようでしたら、どうぞ横になってください。」


「いえ、その必要はないわ。コチョウちゃんのおかげで色々と自己解決できた・・・のかな。」


「ジンジャー様が到着する前に出ていかれたほうが賢明ですよ?ジンジャー様が貴方のことをどう思ってるかまでは、私にもわかりませんから。ですが、マスターの味方ということは知ってますけどね。」


「もう出ていくわ。コチョウちゃんありがとね。今度お礼するわ。」


「私何もしてないですよ。全部ヘカティーさんの力です。それこそ、本当に無駄じゃない努力だったとはっきりと言い切れます。」


「努力ね・・・これからは何を頼りに生きていこうかしら。」


この人の生き甲斐でもあったんだよね・・・それを奪ってしまったことになっちゃうのかな・・・。


「・・・マスターの責任は何もありませんよ。」


「え?何もいってないでしょ?」


「顔を見ればわかります。愛さえあれば・・・」


色々と怖い理屈だけど・・・


「それにヘカティー様あなたはやることがないのでしたら、魔王軍のところか、リョウ様の研究所の方になら私から何とか話をつけれますが?」


「そこまでしてもらう必要はないわ。なにか、やりたいことを見つけるわ・・・」


「何か、いい趣味が見つかるといいですね。」


「そうね・・・あなたみたいに凄い工作が出来るわけでもないし、魔導士でもやりながら考えておくわ。」


「頑張ってください。応援してます!」


「あなたって本当に純粋ね。」


「当然です!マスターは純粋な力もその可愛さも群を抜いてますからね。」


「ちょっと何言ってるのよ!」


本当にシエルは・・・


「じゃあ、また会う機会があれば会いましょう。ありがとうね。」


「ヘカティーさんこそ、お気をつけて。」


ヘカティーさんは店の裏口から出て行った。


「ねぇ、さっきから何を見てブツブツ言ってるの?」


「え?寝顔写真を見てですよ。見ます?」


がっつりと私の寝顔を盗撮されてる・・・


「『炎魔法・ファイア』」


「いきなり何するんですか!?」


「恥ずかしいもの見せてきたからでしょ?」


「まぁ、ちゃんと魔法で保護してるんですけどね♪」


ほんとに腹が立つ笑顔ね・・・



多分、ヘカティーは出てこないはず・・・



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