319 研究生活1日目朝 実食
今回はリリアナ
「リリアナ様、それにリン。羊羹とお茶を用意しました。」
「一から作ってきたのか?」
「作ってたものを持ってまいりました。」
「所長の言う通りじゃな。」
「エーアイ様がお菓子を作るのが好きなのは事実ですからね。」
「そんなことはないですが・・・お持ちしました。リンも休憩にしてはどうでしょうか?」
「うむむ・・・黒いゼリーみたいじゃな。コーヒーゼリーってのもこんなのじゃったな。」
「それとは、質感が違います。」
「確かにしっとりしてる感じじゃな。」
「甘いですね。おいしいです。」
子供みたいにパクパク所長は食べてる・・・
「ほんとじゃな、甘いのじゃ。」
「はい、これは甘いお菓子ですから。」
これはおいしいのじゃ。
「おいしいのじゃ、エーアイはやっぱり優秀じゃな。リリアナもこのくらいできればリョウもコロッと生かせそうなものじゃが。」
「意外な面でコロッといきそうですもんね。総帥は。」
「リョウはリリアナのことは好きじゃと言ってたはずなのじゃが・・・どうしてじゃろうな。」
「違う意味の好きって意味だからですよ・・・総帥はそういう言葉を使う男ですからね。」
「ご主人様の分もお持ちしたのですが、起きそうにないですね。」
「リョウにはちょっと刺激が強かったみたいじゃな。」
「絶対に違うと思いますよ。やることないなら寝とくって感じでしょうか?」
「うーむ、リョウならあり得るのじゃ。」
「ご主人様は人のベッドを占領して・・・全くダメですね。」
「リョウを運んじゃうのかの?」
「ここで、寝られていてはリンの邪魔になりそうですからね。」
じゃからって、お姫様抱っこ?それ、男と女が逆じゃと思うのじゃ。
「リリアナはリョウも、エーアイも所長も一緒の方がいいのじゃ。」
「リリアナ様がそうおっしゃるのであれば。リン問題ありませんか?」
「総帥寝てるだけだし・・・邪魔にはならないと思います。」
リョウはベッドの上に綺麗に置かれて、毛布を掛けられた。
「世話のかかるご主人様を持つとメイドは大変じゃな。」
「いえいえ、そんなことはございませんよ。むしろ、楽しいぐらいです。」
「エーアイ様は優しいお顔が似合いますね。」
「そうじゃな、とってもきれいじゃな。」
「リリアナ様ほどではありません。リン後10分ぐらいしたら再開してください。」
「わかりました。リリアナ様もこの本とかの魔法も興味を持たれると思ったのですが、どうですか?」
「ゴーレムならもうこりごりじゃぞ?」
「ゴーレムではありません、光魔法と似た系統の魔法で太陽魔法というものです。」
「そんなものまであったのじゃな。」
「その本はご主人様がリンに渡した本ですので内容は保証できますよ。」
「なら、所長が何かやってる間はリリアナはこれを読んでおくのじゃ。」
「リリアナ様なら、気にいると思ってましたよ。」
そうじゃな、この魔法も面白そうというのもあるのじゃが、なるべく大罪には頼らずにいこうと思うのじゃから、手数が多いに越したことはないお思うのじゃ。
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