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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
3/957

3 コブリンと遭遇しました。

今回は赤羽根さん視点。

道を進むこと1時間はしたと思う。道に歩くだけとか思ってたけどそれは間違いだった。


「全然、人の気配ねぇな・・・。」


「まだ、少ししか歩いてないわ。」


「それもそうか。」


それにしてもこの人は、ほんとに何を考えてるのかしら・・・。それにしてもあっちの、今村君だっけ?ずっと何かを探しながら歩いてる。何か見えるのかしら。

道があるってことは、誰かが通ったってことだと思ってたけど、人の気配は全くしないのは少し残念ね。


「お?あれは、コブリンじゃね?あいつらぶっ飛ばしてレベルを上げるんじゃああっ!」


「ちょっと、待ちなさいよ、あれがこっちの人だったらどうするのよ!」


まったく本村君は・・・。

それに、あれが怪物でも、戦えるのは今村君だけじゃないの。


「よーし、なら俺が話しかけに行ってくるわ。」


「それはだめよ、もしもの可能性もあるのだから。みんなで行くべきなんじゃないの?」


「俺もそうしたほうがいいと思います。」


「そうだよな!赤信号みんなで渡れば怖くない。って言葉もあったしな」


「それ、絶対に違う意味ですよ。」


「そりゃそうか。ははは。」


そういえば、今村君が敬語を使うようになったのはステータス見てからだったから。年齢を気にしてるのかしら。たぶん私と同じ高2よね?特に詳しく前の世界での話しはしてなかったけど、私のせいかな?後で前の世界で何してたか聞いてみようかしら。


「こんにちは、ハロー、ニーハオ、ボンジュール、言葉わかりますか?」


「ちょっと!いきなり何聞いてるの?」


「ぐががが・・・」


明らかにこっちに敵対してるじゃない、最悪、


「おっと、話を聞く気はない様だ。ははは。」


「ぐぐ、ぎがぐぐ、ぎゃすげ!!」


「きもっ!そして臭い!!」


確かにそれは思ったけど本当にそれを言うのね。さすがは本村君・・・。


「よっしゃっいくぞ、今井ぃぃぃぃ!!」


「そのテンションで行くんですか?というより本村先輩攻撃スキルないですよね?」


「ノリで何とかするんだよぉぉ!!」


「私はどうしとけばいいのかしら?」


「ノリで何とかするんだよぉぉぉ!!」


「結局ノリなんですね。さすが本村先輩ですね。」


結構、今井君、毒舌なのかな?でもノリで何とかしろって無理でしょ。どうすればいいのよ。


「赤羽根さんはどこかで隠れておいてもらって構いませんよ。」


「そうするわ。」


今井君は案外優しいのね。でも、草原のどこに隠れろというのかしら。離れておくのが一番かしら。と思ってた矢先に本村君が飛び出していった。・・・何を考えてるのかしら。


「お前の血は何色だぁぁぁ!!」


「それ俺も気になりますね。」


・・・会話内容がなんか、バカっぽいのはなぜかしら。


「ぐぎゃぐっぐ、ぎゃぎゃぎゃ」


「なに笑ってんだ。ぶっ飛ばすぞ。ゴラァァァ!!」


「もうぶっ飛ばしてるじゃないですか。」


コブリンが1匹こっちに飛んできた。


「ちょっと!気を付けてよね!気持ち悪いじゃない!!」


「ぐげぇ、ぐおぉ、ぎゃぎゃぎゃ!」


きもっ!!私は全速力で逃げた。あれは、本当にきもかったんだからしょうがない。


「先輩何やってんすか?」


「ん?ぶっ飛ばしただけだ、問題ない。」


「いや、そうじゃなくて、コブリンぽいのが1匹、赤羽根さんを追いかけていきましたけど?」


「まぁ、何とかなるだろ。ノリで。」


「そうだといいですがね。」



1匹追いかけて来たーーー。何よこいつ。私割と運動できる方なのに、こいつ蹴り飛ばしたほうがいいのかしら。それとも石でもぶつけようかしら。あまり遠くへ行きすぎるのは良くないと思うから倒すべきなのかしら・・・。いやだなぁ子供ぐらいの体に緑色の肌、気味の悪いでかい耳、黄色い生気を感じない目。


「ぢがづくなぁぁああ!!」


そのまま、蹴り飛ばすのではなく。私は、二人のところへUターン。それしかないから、うん。


「たずげてーーー!!」


「・・・。ノリで何とかなってませんよ?」


「・・・。ノリで何とかならないこともあるだろ・・・」


「ちょっと、そんなことより助けてよ!」


「助ける以前にこいつらたおせてないんですよ。」


「足技とかスキルあったでしょあれで何とかしなさいよ!!」


「さっきから蹴ってるんですが、ほら、この通り。」


「ぐぎゃあ。」


かなりの強さで蹴り飛ばしたように見えたけど・・・。


「ぐぎゃぐ、へへへ!」


「だからなに、笑ってんのじゃあぁぁ!」


「攻撃力が足りねーよ。とか言われてるんじゃないんですか?」


「なんだとぉ・・・。」


あんなに強く蹴り飛ばされて、へらへらしてるなんて。まじで怪物怖い。


「先輩そろそろ、なんか覚醒ぽいことおこしてくださいよぉ~。」


「だめだ、こんな雑魚相手にそんなことはできないぃぃぃ!!」


「ならさっさと倒せやぁぁぁ!!」


「うわ、赤羽根さんがキレた。先輩マジでやったほうがいいですって。」


いつの間にか、この二人こんなに仲良くなってる・・・。のはいいとしても本当にやばいから、マジやばいから、この二人、肝心な時に役に立たないから、この辺勇者とかいないの?何よ覚醒って、できるならささっと覚醒してこいつら倒してよ。



残念ながら、主人公たちはヘタレでしたw

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