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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
268/957

268 王都生活43日目昼 怠惰V2

今回はリョウ

「エーアイ、本に魔法まとめるのはいいけどさ、もっと実践的な魔法とか便利な魔法とかってどうすればできると思う?」


「便利にする魔法ですか?」


「そう!俺のやってることは殆ど魔法の基礎を作ってたりするだけで、その応用とかはできてないからさ。」


「応用が出来てないとは、作った魔法の活用法のことでしょうか?」


「活用法・・・そうとも言えるかもな。それどうしたらいいの?お前スゲー活用しまくってるじゃん。」


「試すことでしょうか・・・」


「試したらまずくない?」


「ご主人様がちょっと前に使っていた世界を作る魔法などで誰もいないところで試せばよろしいのでは?」


「なるほど・・・もうそれだけの魔力も供給できないんだよなー。」


「怠惰に封じてるのですか?」


「そういえば聞こえはいいけどさ、封じられたんだよ。魔力許容5にまで戻された・・・」


「怠惰にも強化が入るのですね。」


「やっぱりか・・・で、俺これのこと詳しくないから説明してよ。」


「強化された大罪系は強化前よりも圧倒的な強さです。その代償にデメリットとでも言えばよろしいのでしょうか。非情に大きな代償を伴います。」


「それで、最初よりも封じられたのか。」


「現在のご主人様の怠惰の効果は自身の眷属並びにご主人様の力を借りているものが強くなればご主人様にどんどん加担されていきます。一時的にですが眷属すべての力を借りるということも可能のようです。また、眷属たちはその力を借りることも可能のようです。」


「今までは、封じた力が日に日に強くなるって感じだったのに、大幅に変わったな・・・人任せって感じだな。」


「勿論強化前の効果も重複しておりますので、ご主人様に眷属などが多かったのでご主人様の器のようなものを大きくするために力を更に封じられたものと私は考えます。」


「そんなにいないだろ。俺の従者ってエーアイに、ベラドンナぐらいじゃないの?」


「ご冗談を、イーグルとその配下、ベラドンナの配下、青犬とその配下など合わせれば700近くはいますが・・・」


「700だと・・・」


「魔王軍のものは眷属に当たらないようですね。それに、ご主人様は色欲の力でリリアナ様、ジンジャー様、マイティ、コチョウ様、ベラドンナ、それと私と更に上乗せで力がどんどん入ってきてるはずですが。」


「お前らの力まで貰ってんの?」


「貰うのではなく、私たちの力の一部をご主人様が持つといった感じでしょうか?」


「要するに貯蔵庫になったのか俺は・・・」


「貯蔵するだけではなくその量も増やすので。」


「なら熟成庫ってことで。ほんとに俺他人に任せっぱなしで強くなれるじゃん。」


「ご主人様自信の力が封じられた場所に集められるので普段から使用することは出来ないかと思われますが。」


「現実甘くなかった・・・」


いや、待てよ。俺の力借りれるんだよな?眷属たちは・・・。

増え続ける力を借りさして戦わせるってわけか、借りさせる必要がほとんどないけどな。

ついでに言えば、エーアイとかの化け物みたいな力とか全部集めれるってわけか・・・まさに敵なしじゃん。


「これからは怠惰V2の時代だな。」


「V2とはなんのことでしょうか?」


「ヴァージョン2。英語の方がいいでしょ。強化怠惰だともしもう一度強化されたら困るしな。」



人任せっていい能力だ・・・ほしいです。



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