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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
21/957

21 剣術スキルを習得した。

今回も本村君視点。

「先輩・・・先輩、朝ですよー!」


俺はこの一言でいつも目が覚める。俺が頼んでいるのだけどな・・・。


「今日も、すまないな・・・。」


「ああ、あと先輩ちゃんとラウラさんに話しとおしておきましたよ。」


「ほんとに気が利くな。」


「確か昼ならば問題ありません。って言ってましたよ。」


「昼からか、よし、把握した。」


俺は今日も朝から流星拳を使いまくっているがなかなか、レベルが上がらない。

それに、リョウも、「なんか足技ってのだけ、俺もレベル上がりませんよ。」とか言ってたから、何か共通点があるのだろうか?


「先輩、今日は何します?」


「今日は俺と特訓するのか?」


「ええ、もしかしたら、新しいスキルに目覚めるかもしれませんから。」


俺とリョウは、昼まで特訓した。結果は特になしか・・・。


「さてと、先輩、ラウラさん呼んどきましたから。それとこれどうぞ。」


「木でできた剣?」


「ラウラさんができれば用意してくださいって言ってましたから。先輩も頑張ってくださいね。」


「すまないな、何から何まで。」


「いいですよ、先輩は一人だと何もできませんからね・・・。」


やれやれ、といった態度でリョウは、また、外に出て行った。


「おい、リョウ俺どこ行けばいいんだ?」


「先輩はここにいてください。じゃあ、行きますんで。」


その一言を残して庭に出て行った。


「しかし、よくできた剣だな・・・。」


俺は木の剣を眺めていた。あることに気付いた。


「俺とリョウと赤羽根とリリアナが彫られている。」


斜めにしてみないとそれは見ることのできないようになっている。


「こういう、ひと手間かけるのあいつ、ほんとに好きなんだな・・・。しかし、あいつも割とかわいらしいとこあるじゃないか・・・。」


リョウは俺よりもおとなびいているようなやつだからな。こんなかわいらしい一面があるとは思ってなかった。


「お待たせして申し訳ございません。」


突如後ろから、声をかけられた。


「む?そんなに待っておらんから気にする必要はないぞ?」


「そうですか、リュージ様は何やら剣術を学びたいとリョウ様から聞いております。」


この屋敷唯一の赤い髪のエルフメイドだ。


「うむ、ラウラは、剣術ができたのだな。」


「昔、冒険者をやってましたから・・・。」


「おお、冒険者か・・・。」


冒険者と魔導士の違いが未だに全然分からないのは俺だけのようだしな・・・。

今度聞いとくか。


「では、早速庭に出ましょう。」


俺はラウラの後について庭に出た。


「実は、私は、剣術を教えれるような技術を持ってませんので・・・。私と剣で戦えば剣術スキルが手に入ると思いますので。」


そういって、ラウラは、木の剣を構えた。


「うむ、実にわかりやすい説明だ。」


剣術スキルを持ったものと戦わないと剣術というスキルは手に入らないのだろうな。リョウとやったとき手に入らなかったしな。


「リュージ様のその剣でよろしいのですか?」


「む?何か問題があるのか?」


「いえ、問題はないのですが・・・。かなりの値打ちがありそうなものなので・・・。」


「うむ、これはおそらく、リョウが作ったものだ。それにこれ以上に値打ちのあるものを俺は知らんが、問題ないぞ。」


俺は剣を構えた。


「では、参ります。」


ラウラの剣が上から来るのが見える。俺は危なげなく回避した。回避したところにもうすでに、ラウラの突きがきていたので俺は、とっさに剣で弾いた。


「リュージ様は剣の才能が有りますね。」


「そうだろう、そうだろう。」


すぐに、ラウラの剣が来る。

俺は次は剣で攻撃を流した。


「リュージ様も私に隙があれば、どうぞ打ち込んでください。」


打ち込みたくても、打ち込めないんだが。

ラウラの攻撃を躱すことしかできていないがどんどんラウラの剣の攻撃速度が速くなってきている。

リョウが「攻撃をする相手の攻撃じゃなくて動きで回避できる人っていると思いますか?」と言われたときに、俺はそんな奴見たことないといったが・・・ラウラは俺の動きに回避に合わせて攻撃を出してきていると思う。


「いまだ!」


俺は回避する瞬間に、ラウラの剣を弾いてついに、攻撃に出た。

俺の攻撃はラウラの横っ腹に当たった。


「さすがです。リュージ様。」


「む?痛くないのか?」


「この屋敷のメイドの服は竜の皮でございます。」


竜ってかなり強いとリリアナちゃんから聞いていたのだが・・・。


<<スキル剣術を習得しました>>


「剣術スキルを習得できたぞ。」


「さすがでございます。まだ続けますか?」


「いや、ラウラも仕事があるのであろう。そっちの仕事をした方がよいと思うぞ。」


「わかりました。では、私は仕事に戻ります。」


ラウラは屋敷に戻っていった。


「う~む、剣術を扱うためのスキルか・・・。」


ステータスにはそんなことが書いてあった。


今回はこのスキルについて書いときます。


『剣術』

剣術を扱うためのスキル。

剣での攻撃にプラス補正がかかる。

剣術による攻撃が可能になる。

剣の一撃に相手は命を斬りおとされることになる。


『裁縫術』

裁縫にプラス補正がかかる。


『料理』

料理にプラス補正がかかる。


『算術』

四則演算を暗算で行うことがかのうになる。


『言語術』

多種多様な言葉を扱うことができる。



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