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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
208/957

208 王都生活36日目朝 二回戦第1試合

今回は、ジンジャー

「さてさて、本日は第2回戦の始まりだぁ!!ここからは、猛烈な戦いになること間違いなし!!観客の民様も、出場選手の方も、張り切っていきましょう!!では、本日第一試合は、龍の子・イグニと炎のジンジャーです!!」


「・・・とてつもなく強いわけじゃないようじゃな。」


「そうなのか?リリアナちゃん。」


「うむ、間違いないのじゃ・・・問題は、強いわけじゃない・・・それはイグニのことじゃ、魔法自体は超強力じゃな、龍の力ともいえる魔法、龍魔法じゃな・・・。龍の子というのもあながち嘘じゃなさそうじゃな。」


「なるほど・・・あいつが龍のハーフとかじゃないってことだけはわかったぞ。」


「リュージは意外と物わかりのいいやつじゃな。」


「意外!?」


「それは、さておき、そろそろ始まるのじゃ。」



聞いてた話だと、龍の魔法を使うらしいけど・・・それよりも厄介なのを隠してるみたいね。


「では、二回戦第一試合はじめ!!」


「『炎龍魔法・炎の息吹』」


イグニの口から強烈な炎が噴出される。


「・・・あなた、相当弱ってるみたいね。奥の手なしで勝てそうね。『狐火魔法・強欲な紅い炎の手』」


「っぐ!!」


こいつの炎ごと握ってやったけど・・・これで1位なんだ・・・。

4年の間に相当衰弱してるようにしか思えないんだけど。


「・・・。『龍化』」


何かを呟いたとともに、イグニの手や、足、さらには尾や羽まで生え始めた。


「ググゥ・・・。」


「厄介そうだから、出し惜しみは殆どなしで行くしかないようね。『空間魔法・多重魔方陣』『獄炎魔法・地獄の炎』」


超火力の炎が多重に展開された、強化魔方陣を通りさらに強化され、龍の子イグニに直撃した。


「結局、奥の手の一部を見られちゃったじゃない。そんな頑丈な鱗を纏うから・・・。」


次のベラドンナ戦で使う予定だったのに・・・ベラドンナにも内緒で狐火魔法を元に考え出した魔法なのに、とっておきとしてもう使えそうになさそうね。獄炎魔法は・・・。



「おお!!リリアナちゃんはジンジャーがあんな魔法見たことあるか?」


「たくさん並んでた魔方陣はわかるのじゃが・・・炎の方は、リリアナたちにも教えてないとっておきだったようじゃ。」


「なるほどな・・・。」


「三回戦の第一試合はジンジャー対ベラドンナじゃな。」


「そうなるな・・・。さっき見る限りじゃ、ベラドンナは植物をメインで使ってるんなら・・・炎には相性が悪いんじゃないのか?」


「じゃろうな・・・じゃが、ベラドンナのような奴が、自分の弱点をそのままなはずがないのじゃ・・・つまり、植物魔法以外にもまだあるってことじゃな。」


「ほへぇー、リリアナちゃんは頭いいなぁ・・・。」


「そうじゃろ、そうじゃろ。リュージももう少し頭が良ければ、マイティに勝てたじゃろ。」


「結局は、体力切れで負けたからな・・・。」


「メイドどもの体力は底なしじゃからな。」


「確かになぁ・・・ハッハッハ!!リョウのやつも化け物ばっかり集めてきやがって。」




ジンジャーとか言ってたな・・・全然出番なかった・・・。

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