2 ステータスを見せ合いました。
とりあえず、主人公達の名前出しました。
見たことのない鳥に、ギンギンに光っている太陽。そしてどこを見ても、草原。どこを見ても草ばかりだ。
「俺は、ついに来たぞー。い、せ、か、い、にぃぃぃぃぃ」
こいつ本当にだめだわ。それだけは言える。俺も基本的にはそんなに賢くはないがこいつは、賢いとか賢くないとかもうそういう世界にはいないようだ。
「ステェェェェタスかぁぁいじぃぃ!」
次は頭の痛い言葉を言い始めた。やめて、隣の子が見てるから。
「・・・貴方達は寂しくないの?死んだだよ?もう、友達にも家族にも会えないんだよ?」
ああ、そういえばそうだったな。この子は優秀な子だな、うん。確かに死んだのは事実だし何も変わらないよな・・・。俺としては、あっちのバカがほんとにステータスを出したことが気になるのだが・・・。
「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!ステェェェタス!マイステェェェェタス!」
名前:本村 竜司(男)
年齢:18
種族:人間
スキル:算術 言語術 妄想術lv.2 予測lv.3
耐性:物理耐性lv.2
称号:なし
なんだこれ、妄想術ってなんだよ。さすがはバカなだけはある。と思っていたがこいつ俺より年上かよ。こんな残念脳みそあるのに年上だったなんてかなりショック。それはいいとしても、攻撃力とかはないのか。
「おお、なんかわからんが物理耐性lv.2てなんだ。まさか、勇者のスキルか!?」
「それだけは絶対ないだろ。」
まったくこいつは・・・。見た目は、茶色めの髪と目で顔も整ってるイケメンのくせに、残念すぎるだろこいつ。
「そういえばさっき、寂しくないの?とか言ってたけど、俺らもう死んでるんだ。関係ないだろ。俺としては死ぬとき助けた子が死んでないってだけで十分だぜ。」
なんというイケメン台詞。イケメンだからこそ許されるセリフか・・・。
「考えるだけ無駄ってことね・・・。」
「俺のステータス見たんだからお前らも見せてくれよ。」
「ステータス開示・・・でいいよね?」
流れ的に全員分見ることになるのかよ・・・。この子のステータスはどんなくらいだろうか。
名前:赤羽根 詩織(女)
年齢:17
種族:人間
スキル:算術 言語術 裁縫術lv.2 料理lv.3 記憶術lv.2 予測lv.2 状況判断lv.2
耐性:物理耐性lv.2
称号:なし
「耐性が同じなのは、やっぱり事故のせいかもね。」
なんということだ。料理レベルたけーな。この子とか言ってたけど。実は俺より年上かよ。また負けた。これお前一番年下だからってだけでいろいろやらされるパターンじゃん。
「次は、あなたの番よ。」
「ああ、ステータス開示。」
名前:今井 陵(男)
年齢:16
種族:人間
スキル:算術 言語術 棒術lv.1 足技lv.2 発想力lv.3 奇想天外lv.4 観察眼lv.5 予測lv.3
耐性:物理耐性lv.2
称号:なし
なんで俺だけ攻撃系のスキルがあるのだろうか?奇想天外ってなんっだよ。発想力とイコールの関係じゃね?ちがうの?観察眼レベルたけーな。そんなに観察したことないのだが・・・。
「なんで、お前だけ、攻撃系のスキルあるんだ?」
「いや、俺が聞きたいんだが・・・」
「・・・。」
これ絶対嫌われちゃってるやつじゃん。あの子・・・じゃなくて赤羽根さんだったけ?むっちゃこち見てますよ。怖いですよ。しかし、これらのスキルの大半は、割と元の世界でも使うことの多いものばかりだな・・・。
「ねぇ、これって元の世界で覚えてたやつなんじゃないの?」
「俺もそれ思ってたんだよ!」
「みんな思ってたのかよ・・・。」
何たる奇跡。予測っていうスキルのおかげか?いや、考えたら普通にわかるよな。
「よぉぉし、じゃあこれからはどうするんだ?」
「人に会うことに1票。」
「俺もそれに1票。」
「ならば、人に会えるまで、あっちにある道をたどっていくか。」
本村だったけ?こいつ意外とリーダーシップあるじゃん。案外リーダーシップっていうスキルとれるんじゃね。こいつはマジで何考えてるのか、理解できないな。
「ねぇ、怪物とか来たらどうする気なの?」
「そんなの決まってるだろ。ぶっとばぁぁす!!」
こいつマジで大丈夫か・・・。それともわざとふざけてるような行動をとってるのか?案外どっちもかもしれないな。
<<スキル観察眼のレベルが 1上がりました>>
<<スキル予測のレベルが 1上がりました>>
・・・これはどういうことだ?いきなり機械のような声が聞こえた。まさか、さっきの考え事のおかげか?そういうことならすぐにレベル上げれそうだな。それとも経験値みたいなのが、結構たまってたのか?考えても仕方ないな。この人達についていけばとりあえずは、何とかなりそうだしな。
今井君が本村君の評価を変えましたね。
次は赤羽根さんが主観的にしようと思います。