表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
184/957

184 魔族領6日目昼 魔王争奪戦準決勝 その1

今回は今井君

「皆さんついに待ちに待った!!魔王争奪戦準決勝戦です!!」


「「「「うぉおおおおおお!!!」」」」


会場の司会者のような男が一言アナウンスするだけで、会場は素晴らしくうるさくなった。


「おまえ誰が勝つと思う?俺は吸血鬼だな。」


「バカをいうな。鬼族だろ。」


隣の、魔族は誰が勝つかの雑談をしているのだろうか?あいにくだが、うちのバカ犬の勝ちで決定だからな。名前もちゃんと伝えたし?


「う~む。この組み合わせじゃと・・・おぬしのとこの小僧は勝つだろうな。相手の魔族も中々のようじゃが・・・あれは所詮は今回の魔将程度だろう。」


「前回も魔将とかいたの?」


「勿論ですよ。魔王と言えば魔将。と言われるぐらいの重役です。」


「大魔将みたなのは?」


「それは、今回の魔王様が初めてなさったことですよ。」


「儂もそう記憶しておる。」


「まぁ、どっちでもいいけど・・・。うちの青犬が勝つのかぁ~。」


「気のせいじゃなければ、昨夜お前と会った時よりもさらに強くなったと感じじゃな。お前まさかとは思うが・・・何らかの強化魔法をかけたわけではないだろうな。」


「そんなの知らねーよ。あいつが勝手に一段上っただけだろ。俺とあっただけで何をつかんだのかは知らんがな。エミーもよかったな、就職口がすぐそこまで来てるんだからな。」


「私はもう魔王軍には入りませんよ?あそこブラックですから。」


「うちの子が勝てばホワイトよ。」


「ダメです。そこまで言うなら一度体験してみろてもんですよ。」


「めんどいから、いいわ。」


「お前のとこの小僧の戦いはどうでもいいとして、こっちの対決のほうが気になるな。吸血鬼対鬼族か・・・正直、吸血鬼にこの時間はかなりきつい筈だが、さすがは儂も認める次期吸血王と呼ばれるだけのことはある。確かに弱体化はしてるようじゃが・・・あの強さか。」


「やめろよ。俺は魔眼使用してないんだぞ。何のためだと思ってんだよ。楽しむためだよ!!誰が本気でこんなの見物するんだよ。お前もどっちが勝つかわからないような状態で試合みとけよ。」


「なるほどな。そのような楽しみ方もありじゃな。そうしようか。」


「お前全く嫉妬とかと無縁じゃね?」


「嫉妬される側じゃからな。ハッハッハ!!」


このジジィは、嫉妬よりも殺意を向けられそうだが。吸血鬼のくせに、太陽大丈夫って時点で同族からの嫉妬を浴びるわけか。なるほどな。


「それよりも、あっちの鬼の人はすごいですね。赤鬼ですよ。鬼族でも強いっていう赤ですよ。」


「青じゃないのか?」


「青は希少すぎます。世間では赤が強いとされてます。鬼の他の色はマイナーなんで知りませんが。」


「そうじゃな、儂と戦った時の鬼族の魔王も赤じゃったな。と言っても、話にならんぐらいの弱さだったがな。今回ほどではないが。」


このジジィ絶対に弱ってないだろ。


「お。始まるみたいですよ。」



「準決勝2回戦、始めっ!!」


試合開始の合図とともに、鬼族の男が吸血鬼に詰め寄る。


「あの鬼は近接型のようじゃな。」


「遠距離型とかもあんのか?」


「戦闘スタイルが近接なだけだが・・・あの形状の剣は見たことがないな。」


「ありゃ、刀だな・・・日本刀と似たような感じだな。」


「にほんとー?それはどんな武器じゃ?」


「斬るとかは無茶苦茶に強い武器だと俺は思うけど・・・。」


「なるほど・・・それに、あの鬼は、相当の剣の腕を持ってると思うが。」


「あれなら、クビチョンパなんて余裕だと思うけど?あいつら殆ど生身じゃん。切り落とされるんじゃないの?」


「なるほどな。」


しかし、あの吸血鬼も半端じゃないな、まさに神速ともいえる、剣を躱し続けてるのだから。




刀が強いのは私の偏見です。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ