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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
162/957

162 王都生活22日目夜 マイティとリョウ

今回は今井君

「・・・お前隠すの下手だな。」


「なに!?私は心が読めるんだぞ?」


「そういう意味じゃねぇよ。仕事終わったからってなんで俺の部屋に来るんだよ。いや、俺が多少関係があるから見に来たんだろ?俺の感は最近鋭いからな。当たっただろ?」


「いや、普通に外れてるぞ。」


「なん・・・だと・・・。」


俺は、オーバーリアクションでがっかりした。

こいつの隠し事下手なのは事実だな・・・俺の見てないところで何かあったらしいな。


「は!?お前、職場いじめにあったのか・・・なるほど、ならば、理解できる。何でも俺に相談しろよ。あ、ただし、お前のいじめてるやつと戦えってのはなしな、俺お前の上司には勝てないから。」


「自分の従者に負けるなんて情けないとは思わないのか?」


「思わないね。あいつらは人じゃねぇ、桁違いだろ。吸血王といい勝負だな。」


「いじめなどではないぞ・・・いじめるような人たちではないのはお前が一番知ってるのだろ?」


「そりゃな、俺が保護者でもあり、あっちが保護者でもあるのだからな・・・つまり、共存関係。」


「意味の分からない言葉をいっぱい使いおって・・・。今日来たのは他でもない。私に魔法を少し教えてくれ。」


「はぁ?お前エーアイに習ってんだろ?あれ以上の家庭教師はいないぞ・・・。」


「いや、確かにそうだが・・・お前から習いたいのは発想力なんだが・・・だめか?」


「教えれるものじゃないだろ・・・。でも、魔法をこうやって本にすることはお勧めするけど。」


「普通はそんなことできないはずなんだが・・・なぜできるんだ?」


「なぜって・・・思いついたことを書く天才じゃないから俺は教えれるぞ。普通に、魔法を紙に閉じ込めているのが始まりで今はその魔法を本に閉じ込めてるだけ。俺はその閉じ込めた魔法の一つ一つに名前の記入、効果、条件、などのことを書いてるだけだ。」


「それって、魔導書だろ?お前が書いてたのか?ここに落ちているものは・・・てっきり小説とか図鑑とかを作ってるのかと思っていたぞ・・・。」


「お前って割とおめでたい頭だったんだな。」


「魔法を閉じ込めるって普通じゃまずできないだろ!!」


「いあ、魔法陣を閉じ込めただけだし・・・魔法でだけど。」


「・・・お前の書いた本は私は読めない、だから、この本の中から私にあいそうな本を選んではくれないか?」


「お前にあいそうな本?結構散らかってる部屋だからちょっと待ってよ・・・。」


こいつにあいそうな本ってなんだ?とても思いつかんな・・・。


「なぁ、なんでいろんな人の魔法の名前を聞いてるとさ7つの大罪系の名前だったり痛い名前だったりとあるけど・・・あれってなんでかお前知ってるのか?」


「知るわけないだろ。本人にはそれがかっこいいとか・・・もしくは、その大罪が関係があったりとかな。お前の言うことはよくわからないことが多いが、ためになると私は思うことにしたからな。」


「この世界にとっての大罪ってなんだよ・・・俺の知る限りでは・・・痛いのがそういうのを好き好んで知ってたりするんだがな。」


「大罪は重い罪だろ?お前は何を言ってるんだか・・・。」


そのくらいはわかるけどさ・・・俺は正直先輩に教えてもらうまでは、狐が強欲みたいなことしか覚えてなかったわ。


「この本はなんだ?」


マイティが一冊の本を拾った。


「それは氷の魔法。じゃないな・・・お前にぴったりの本ではないな。こっちのほうが似合いそうだけどな。空間魔法の本だけど。」


「確かに使えるが・・・私としては・・・お前の創造魔法にすごく興味があるんだ。今は造形魔法まで教えてもらったんだが、世界を作るほどの能力気にならないわけないだろう?」


「最初に言えよ・・・この本だよ。こっちは翻訳済みの本。」


「随分とそっちの本は白紙が多いんだな。」


「この魔法は未完成に近い魔法だからな・・・エーアイが使う創造魔法とは少し違うかもしれないけどな。あいつはそもそも、世界を作ったりなんてしないけど・・・俺がこの魔法でやることは、物を生み出す。想像を実体化させる。ないものを作り出す。の3つかな?世界を作るのは想像を実体化させてるに等しいな。

大抵は宇宙のように何もない空間のほうが多いんだけどな。お前のことを閉じ込めてたのは終わりのない世界。永遠にあの光景が広がるだけの世界。」


「・・・よくわからないが、この魔法は物を生み出せるんだな。私は造形魔法は剣以外作れないんだ、あまり人にはいうなよ?恥ずかしいから。今はいろいろな種類の剣や地面を剣に変形させる技などを教えてもらったりしてる。この魔法があれば他もできるようになるのか・・・。」


「真面目なんだな・・・この魔法にあんまり変な期待はしないほうがいいけど。俺としては使い勝手のいい魔法程度にしか思ってないし。この魔法で魔法も作れるようになった今、この魔法はヤバいとさえ思ってるんだからな。」


「お前がっヤバいと思ってるのとまったく違うところでいろいろとあるんだがな・・・。」


「どういうことだ?ちょっと理解が追い付かないぞ?」


「お前では私の考えについてこれなくて当然だ。」


この女・・・メイド服を着たまま生意気なことばかりいやがって。


「それは悪いと思うが・・・メイド服以外持っていないんでな。」


「ドレスぐらいならあるからあげるけど?勿論戦闘が起きても服がすぐに破れたりはしない安心設計だぞ。まぁ、このドレスの銀はエーアイにあげたけど、金ならまだあるからあげるけど。」


「次からは、それを着てくるからな。」


「少女のおめかし程度に見とくからな。」


「フン、そんなこと言って私に見惚れるなよ?」


「大丈夫そんなこと起きないから。まぁ、いきなりドレスになった姿見たら驚きはするけどな。」


それは事実だろうな・・・こいつも美少女だしな。まぁ、こいつのドレス姿が想像できないけどな・・・。


「表裏の差が対してない男は嫌われるぞ。秘密は男のスパイスなんだろ?」


「逆な。女のスパイスってのは聞いたことあるけど?」


「・・・そういうこともたまにはある。」


顔赤くしながら言われてもなぁ・・・。


「うるさい、うるさい。でも、このドレスはありがたいな・・・綺麗だし。私には似合うかわからないが、大事にさしてもらうからな。ついでにこの魔法書も持って帰ってもいいよな?」


「好きにしろよ・・・。」


「ありがとう。そういう優しいところは嫌いじゃないぞ。」


「いや、断れるような流れじゃなかったよな?」


「私が美しいからって気にする必要はないぞ。美少女なんだろ?」


「いや、お前のことそんな風にみてないからな。」


「心を読めるんだぞ、私は・・・私は今日は疲れたから眠る。」


「あっそ、お休み。ついでだから、ベラドンナの分も持ってけよ。紫のやつがベラのな。」


「ベラってお前・・・失礼だぞ。」


「はいはい、お休み、お休み。」



俺もそのままねることにした

破れにくいドレスとか、どんなドレスだ・・・あるならいいよね。

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