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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
16/957

16 リリアナのユニーク魔法を見せてもらいました。

今回は赤羽根さん視点。

「見るがいいぞ、リリアナだけのユニーク魔法を!」


リリアナは私にユニーク魔法を見せてくれている。


「『妖精魔法・ウイング・オブ・フェアリー』!!」


リリアナの背中のあたりから光が溢れ出る。


「綺麗・・・。」


リリアナの背中の光は六つに分かれ、その光は徐々に小さく収縮していく。


「フフフ、驚いているようじゃな!!」


リリアナは私の前にいなくなっていた。

少し、まばゆくて、目をそらした一瞬の間にそこにはいなくなっていた。

私は周りを見たがリリアナはいなかった・・・。


「シオンよここじゃ!!」


リリアナの声は上から聞こえた。


「飛んでるの?」


「そうじゃ!これが、妖精魔法とやらの力じゃ・・・といっても、今はこれしかできんのじゃがな!!」


リリアナは楽しそうに空を舞っている。


「すごいわね・・・。」


私は、固有ユニーク魔法でかなりやっていけると思っていたけど、上には上がいるってことをよくわかったわ・・・。


「フフフ、実はこれはほとんど、リョウの力なんじゃ!」


「今井君が?」


「魔力許容量が圧倒的に足りないからできないって言っておったが・・・。シオンなら使えるとも言っておったぞ。」


「魔力許容量って連射力の強さじゃないの?」


「正確には連射力ではないのじゃ、あれは、わかりやすいかと思って、リリアナが勝手に言っただけじゃ。正しくは魔力許容量は、主要6魔法を使うときに必要な魔力量を1とした時に何回打てるかの量のことじゃ、連射はあまり関係なかったんじゃ・・・。ちなみに、シオン以外にはちゃんと教えてあるぞ?」


「・・・。今井君は魔力許容量は確か5だったわよね?5以上使うのかしら?」


「うむ、13もの魔法を組み合わせて妖精魔法を作っておったぞ。まぁ、最初の一回目だけしか13も使わんのじゃがな・・・。」


「ちょっと、私じゃ13もなかったんじゃないの?」


「10近くとしか言っておらんのじゃが・・・それにシオンは多くても14はあると思うのじゃ。」


「少なくてどのくらいよ・・・。」


最小のほうが重要というのに。


「少なくても13は今はあると思うのじゃ。」


リリアナは懐から何か紙のようなものを取り出した。


「これを見るんじゃ。」


リリアナは紙を指をさす。


「日本語?」


「リリアナは、この文字を読むことはできないからな、リョウの書いた文字が汚いのかと思ったのじゃが、それはシオン達の故郷の文字であったか。道理でリリアナは読めんわけじゃ・・・。」


「でもこれには、妖精の羽という魔法の使い方しか乗ってないけど・・・解読したの?」


「リョウに読んでもらったのじゃ。」


「それを、私に見せてくれるの?」


「リョウから見せても構わないといわれておるからな。問題ないぞ?」


「なら、教えてもらってもいいかしら?」


今井君にしては優しいのね・・・。



今回は短めです。

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