131 王都生活18日目夕 4大魔将・非道 その1
今回も今井君
「・・・。」
「ご主人様、やはり、怒ってますか・・・。」
「沈黙して悪かったって・・・こっちに行こうかなってところでいきなりこっちに来てた・・・これがあの状態ってやつか・・・。」
「では、ご主人様、あちらに見えますか?あれが先ほど話した、最後の魔将です。」
結構遠くにいるな・・・兵士やら、魔導士やら、が同士討ちしてる奥にいるな・・・。
「わかったけど・・・こいつらは誰だ?」
ずっと会話を聞いてるこの連中・・・誰だよ。
「それは、バカ犬の手下です。」
「バカ犬って名前付けた覚えはないけど・・・。」
「ご主人様のなかでは、そう呼ばれていたので、そのほうがわかりやすいのかと思いました。」
「わかりやすいけど・・・まぁいいか。」
「ご主人様はどうする気ですか?」
「何が?遠くからバンバンってやろうかなぁって・・・。嘘、やっぱり俺が特攻するのがベストだよね?エーアイなら俺のことコテンパンにできるんでしょ?」
「ご冗談を・・・ですがその作戦は、反対です。ご主人様に危険が伴うようなことを許可するような従者は私たちの中にはいません。」
「いや・・・お前、俺のことを操作すればそれで完了じゃん!!これスゴイ発見!!」
「どういう意味でしょうか?」
「だからさ、俺が裏切りそうならお前が操る・・・この作戦で行こうか。・・・連戦で俺きついし。」
「それならば、私が戦ったほうがよろしいのでは?」
「いや、それ止められてるんだろ?じゃあ、俺行くから・・・これでいいでしょ?予定よりも早くつれてこられたんだし、こんくらいならいいでしょ?」
まぁ、返事は聞かずに特攻知ったけど・・・。
(・・・どういうつもりでしょうか?焦っているのでしょうか?それでしたら、少し休憩なされたほうが、私はよいと思います。先ほどの戦闘はかなりの消費だったのでは?ただでさえ戦いすぎているのに、これ以上の無理はしないでほしいです。)
お前に俺の体の操作権をあげるからさ・・・俺が寝返ったらの話しな?頼むぞ・・・。
(・・・全力をもってやらしていただきます。)
なんか不満があるような・・・ないようなって返事だね・・・。
「なるほど、この距離なら、当てれるな・・・最後の魔将に不意打ちと行きますか。」
後ろ向いてるやつに魔法を当てるのは卑怯かな・・・まぁ、ヒーローじゃないしいいか。
「悪く思うなよ・・・『蒼炎魔法・爆炎弾』」
当たったら、弾ける炎・・・少しはダメージあるかなって思うけど、想像以上に疲れてるな・・・焦ってるって思われて当然かな。
しかし、その蒼い炎は、魔将に当たることなく、別の炎とぶつかって相殺された。
「忘れてたわけじゃないけど・・・かなり精神的にくるな・・・。」
元々、味方に・・・それも、自分のことを好きとまで言ってた人に裏切られるって感覚じゃないけど・・・そんな感じか?よくわからくなってきた・・・。
「父上の邪魔はさせない・・・。」
不愉快な気持ちってこんな感じだったけな・・・でもこんな感じなのは、元の世界じゃないよね・・・お前もか、ブルートゥスってやつかな?違うか。
言葉がおかしいような気がするような、しないような・・・。




