102 王都生活16日目朝 危険因子
今回は今井君視点。
「ご主人様、よろしいですか?」
「なに?朝早くから・・・起きてるからいいけど、入ってきなよ。」
「では、入ります。」
「で、朝からどうしたの?」
整った顔の金色の髪間違いなくいつものエーアイだけど・・・少し様子が変?
「その・・・実はですね。ベラドンナの部下が朝早くにここに来られまして、現在は客室でお待ちしてもらっていますのですが・・・。」
「俺に客が来たってことか・・・。」
「ご主人様、話聞いてましたか?」
「え?ちょっとまだ寝ぼけてて・・・えっと、客じゃないの?」
「あなたの部下の部下が来たって言ってるのですよ。」
「珍しく怒ってる?」
「私は怒ってなどいません。」
お前絶対なんか言われただろ・・・。
「取りあえず、ご主人様もこの服を着て、客室に来てください。」
エーアイがなんか豪華な服をおいて出て行った。
「あいつ・・・絶対怒ってたよな。」
(私は怒ってなどいません。少々、めんどくさいと思っているだけです。)
いきなりびっくりするだろ・・・。めんどくさいこと持ってこられたのか・・・。
「えーっとどうも、俺が今井 陵です。」
「それは知っております。」
黄緑色の髪をした、若い青年がなんの用だよ・・・部下の部下って言われたな・・・俺関係なくね?
「で、なんの用?俺少し忙しいのだけど?」
「忙しいところを申し訳ございません。」
このままじゃ長引きそうだな・・・。
「要件を言え。要件を。」
「はい、実は、魔王軍が北の街をすでに制圧し、こちらに向かってきております。バカ犬様たちはすでに撤退済みですが。」
「そんなことの報告のために来たのか?」
正直そういうのはリアルタイムでエーアイが教えてくれてるから・・・いらないんだよね。
「いえ、まだあります。魔王軍並びに吸血鬼どもを、この王都で迎え撃つための許可をもらいに来ました。ベラドンナ様には了承を得てからこちらに来ました。」
「いや、勝手にしろよ。ってとっと待てよ・・・。」
「ご主人様どうかしましたか?王都に入られる前に迎撃する予定だと伺っておりますが。」
「いや、そうじゃなくてだな・・・何で吸血鬼がいるの?」
「それは、私から説明させてもらいます。吸血鬼どもは何やら、貴方様を狙っているようでしたので。」
「それってどういう意味・・・。」
「私の聞いた話では、吸血王が死んだと聞いていますので・・・それが関係があるのかと。」
「え?あの爺さん死んだの?」
「あくまで噂ですが・・・死体の確認もされておりません。」
「エーアイこの話ほんと?」
「見ず知らずの人間の言葉で信用できないというのはわかりますが、この話は事実です。おそらく、吸血王が話していた。狂犬と呼ばれていた、吸血鬼が新しい吸血王になったと思われます。吸血王の話ではご主人様を殺すために死に物狂いで特訓しているといわれておりましたが・・・。」
「え?あれは全部お前のせいだよね?俺じゃないよね?」
「その当時は私は存在しませんので。」
「お前のご先祖様のせいだよね?」
「それよりも、ご主人様はどうなさいますか?それを部下である私たちが自分の耳で体で聞きに行けとベラドンナ様が言っていましたので。」
「いや、そういうのって確実にギルドで迎撃作戦出るから俺も参加かな・・・。」
「我が主に対しての危険因子を排除できなかった、私を責めてください。」
「いや、俺、部下とかいらないから・・・大丈夫だから・・・なんで、エーアイを責めるんだよ・・・。」
「では、私は作戦の準備がありますので。ご主人様にお会いできて感謝感激、言葉には言い表せません。ですが、この作戦で私たちが何とかして見せますので、どうかご主人様はここでゆっくりしていてください。」
「常にゆっくりしてるけどな・・・。」
黄緑の髪の青年は出て行った。
「大口を叩いておきながら、申し訳ございませんでした。どうぞ、私を。」
「いや、お前はさっきから、なんの話してるの?」
(本当に覚えていないのですか?)
急に変えるなよ・・・。それと、こっちの土下座やめろよ、赤羽根さんとかに見られたら痛い目で見られるから。
(わかりました。では、覚えていないのですね。ですが、私がしっかりと魔王並びに、吸血王も排除しますのでそれで許してください。)
え?いや、俺、責めないから・・・。
お前変なものでも食べたんじゃないの?
(ご冗談を。では、私が王都まで攻めてきた場合は、魔族どもを排除しますので。)
え?それ絶対ギルドの仕事だろ・・・。あと、これから、部下の部下だか知らんがああいうのはよくわからんから、お前が相手しとけ。
(承知しました。我が主の命とあれば。)
お前って意外に責任感じる人だったんだな。
結局怒ってるのかはわからなかったし・・・朝からめんどいことばっかだな。
1日当たり1000PV超えててうれしくてうれしい。




