101 王都生活15日目夕 戦闘後
ジンジャー視点。
「あ、リョウとリリアナ・・・ねぇ、どっちが勝ったの?」
「うむ、今日のところは引き分けにしたのじゃ。」
「今日のところは・・・だと・・・。」
なんか知らないけど、リョウが驚いている。
「ご主人様、大浴場にお湯を入れておきましたので、リリアナ様とご一緒にどうぞ。」
「ありがとう・・・って何言ってんの?」
「冗談ですよ。では、お一人でお楽しみください。なんでしたら、私がお背中洗いますが?」
「一人でできるよ・・・。」
「リリアナ顔赤いわよ・・・。」
「き、気のせいじゃ!!」
エーアイの一緒に風呂入れば?みたいなこと言われたのに反応してたのね・・・。
「リリアナは元気だな・・・。俺は疲れたし、風呂に入ってゆっくりしますか・・・。」
「では、私はお背中流しますので。」
「いや、いらないから・・・。」
エーアイもリョウのこと好きだったりするのかな・・・。そんな気はありません。って前言ってたけど。
「それは、残念です。では、私は赤羽根様と食事の準備がありますので。」
「じゃあ、俺は大浴場で、ゆっくりしとこっと。じゃあね。」
「うむ、今日は良い一日じゃったぞ。」
「また後で、会いましょ。」
リョウも大浴場に行ってしまった。
「ねぇ、リリアナ?リョウはどんな魔法使ってきたの?」
「知りたいのか?ジンジャーも興味あるのじゃな。」
「興味あるに決まってるでしょ。」
「そうじゃな・・・幻術で分身作っていたのじゃ、それと、霧を発生させたり、分身と合体技をやったりと多彩な攻撃じゃったぞ。」
「空の上で戦ってたんでしょ?すごいなぁ、私は空飛ぶ魔法を持ってないし。」
「それが普通じゃと思うのじゃが。」
「あなた達がおかしいのは知ってたけど・・・でも、なんか仲間外れみたいじゃない。」
「リリアナは空中戦では強いのじゃ。」
「それは、リョウから聞いてるわよ・・・。リョウはシオリはわからんが、リリアナは俺の3倍近くのスピードで飛ぶので空中戦では俺に勝ち目ないって言ってたからちょっと心配してたのに。」
「リリアナは今日でさらに性能が3倍近く上がってしまったのじゃ。」
「え?」
「妖精化が進化したのじゃ。」
「変化じゃなくて進化したの?」
「そうじゃ、あともう一回ぐらい進化しそうじゃな。」
「私も今日で、少しは強くなったと思うわよ。まだまだ、強くなれると思うし。」
狐火魔法を習得できたし、それなりに魔法も使えるようになってきたし。
「うらやましいのじゃ・・・その本、リョウがジンジャーのためだけに作ったってことじゃろ?」
「リリアナこそ妖精魔法なんて教えてもらって・・・羨ましいわよ。」
「なんなら、教えてあげてもよいのじゃぞ?」
「大丈夫よ。私にそういうの向いてないと思うし。」
「大丈夫じゃ、ジンジャーもかわいいから、妖精魔法を使えるはずじゃ。」
「え!?妖精魔法ってかわいいかどうか関係かあるの?」
「そんなのないのじゃ。」
「ちょっと・・・びっくりさせないでよね。」
「ジンジャーもかわいいところ多いのじゃな。」
「褒めたってなにも出ないわよ?」
「なにも、貰う気はないのじゃ。」
「じゃあ、私たちもそろそろ中に入ろうか?」
「うむ、そうじゃな。」
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