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交通事故で死んで女神に異世界に送られた3人は  作者: あかあめんぼ
王都生活編
10/957

10 夜ご飯をごちそうになりました。

今回も赤羽根さん視点。

「そういえば、お前たちは、これからどうするんじゃ?」


肝心なことを忘れてた・・・。

もう日は暮れてきている。

私たちは今、住所不定、職業なし、無一文・・・。最悪じゃない・・・。


「そーいえば、決めてなかったですね。先輩はこれからどうするんですか?」


「特に予定はないな。」


まぁ、私も忘れてるようなことをこの二人が考えてるわけがなかった。

すると、リリアナはすごくうれしそうな顔をしてしていた。

何がうれしいのかしら?


「どこにも行くとこがないのか?」


「うむ、俺達三人は何にもないのだ。」


「なら、リリアナの屋敷でゆっくりするといいぞ。」


もしかしたら、リリアナは、いつも一人なのかしら?

そのまま、リリアナが手を引っ張ってきた。


「シオンこっちへ来るのじゃ。」


そういって、私の手を引っ張る。ちょっと同じくらいの子と、手をつなぐのは恥ずかしい気がする・・・。今井君は冷たい目でこっちを見てた。やめて、私、そっち系じゃないから。本当に違うから。



そして、リリアナは、私をある部屋に連れてきた。


「ここが、リリアナの部屋じゃ。シオンはこの部屋で寝泊まりしてくれ。」


「・・・。」


「図々しかったかのぅ・・・。」


「いいえ、そうじゃないわ。ただちょっと、なんか、こういうのも悪くないなって・・・。」


「そうか、そうか、ならよかった・・・。」


そういえば、まだ、こっちにきて1日もたってなかったのね・・・。

あの二人のおかげか、最初の時より随分と気が楽になったけど。



「このベット超寝心地よさそうですよ。」


「うぉぉぉ!!今日は枕なぁげぇじゃぁぁ。」


・・・。この二人は、絶対に騒いでないと生きていけないのかしら。少し私とリリアナがどこか行ったら、すぐにこうやって騒いでいるんだから。でもこの広い屋敷で、見つけるのに苦労しなさそうね・・・。


「二人とっも何をやってるのよ・・・。」


「先輩のせいで、赤羽根さんが怒ってますよ。これはDOGEZAの出番では?」


「俺はDOGEZAはしない!!」


「土下座しなくていいから・・・。」


「先輩のせいで、赤羽根さんが冷たい目でこっち見てますよ。」


「なんだと・・・。」


そんなつもりは、まったくないのに・・・。毎回毎回、こういう会話になるのよね・・・。


「みな、晩飯ができたのだ。」


そういってリリアナが部屋に入ってきた。

そりゃあんなに騒いでいれば、すぐにどこにいるかわかるか・・・。


「リリアナちゃん料理作れるのか?」


「リリアナは作れないに決まっているであろう。」


どうやって、作ったのよ・・・。


「全部、メイド任せじゃ。」


「エルフメイドォォォォ!!」


本村君は・・・。


「先輩ゴーレムとかだったらどうします?」


「それも、ありだな・・・。」


「フフフ、安心してよいぞ。みなエルフメイドじゃ。」


「リリアナちゃんは貴族か何かなのか?」


「あ、それ、私もすごく気になってたのよね・・・。」


「リリアナは貴族ではないが・・・。族長ではあるな。」


リリアナあなた、随分と雲の上の人じゃない・・・。


「そんなに若いのにリリアナちゃんは偉いな。はっはっは。」


「リリアナはこう見えても500年生きておるのだぞ。リリアナからすれば、リュージ達のほうが若いのに偉いと思うぞ。」


「・・・。」


今井君はなぜか冷たい目で見ている・・・。


「と、いうのは冗談じゃ、まだリリアナは二十数年ぐらいしか生きておらん。」


実は年上だったのね・・・。


「リリアナちゃん実は年上だったのか・・・。やはりエルフか・・・。」


エルフって確かに長寿って聞いたことはあるけど・・・ほんとに若いのね。


「そんなことより、晩飯じゃぁぁ!!」


そういえば、昼ぐらいに森で、ずっと腹減ったとか言ってたのによくも耐えれたわね・・・。

それにしても、本村君はお腹すいてるのかしら・・・ずっと元気だったから、よくわからないわね。


「うむ、では食堂に行こうではないか。」


「よっしゃぁぁ!!めしぃぃぃ!!」


「先輩食堂何処かわかるんですか?」


そういって、二人はどこかに走っていった。


「フフフ、ほんとに仲が良いのじゃな、まるで昔から仲の良い友人のようじゃな。」


「私も、そう思うわ。」


確かに、考えてみれば、私たちは今日知り合ったのよね・・・。


「もちろん、シオンも含めてじゃぞ?」


「そういうあなたも、随分と仲がいいわよ。」


「そうかのぉ?そうじゃな、うん。」


なんか、顔赤くして照れている。意外とリリアナもかわいいとろあるじゃない。


「さて、リリアナ達も行くとしようぞ。」


「そうね。いきましょう。」



食堂に着いたら、二人がもうすでに椅子に座っていた。


「先輩が突っ走っていくから、リリアナと赤羽根さんが呆れた顔で見てますよ。先輩を。」


「なんだと・・・。」


このノリにも、随分と慣れて来たものね。


「うむ、じゃあリリアナ達も座ろうか。」


そういってリリアナは二人の近くの席に座った。


「シオンもこっちに来るのじゃ。」


そういって、リリアナは隣の席をポンポンと叩いている。


「そうね、そこに座るとするわ。」


「では、いただきまぁす。」


そういって、本村君がすごい勢いで食べ始めた。


「先輩焦りすぎですよ。」


そんなこと言ってる、今井君はすでに、本村君と同じ量を食べてる。

この二人のどこにあんな量の食料が入るのかしら?


「これは、リリアナ達も負けてはおれんな。」


あれ?これ、私もあんなに食べないとダメな感じ?


「え?私たちもあんなに食べるの?」


「うむ、当然じゃ、リュージ達に負けてはならんぞシオンよ。」


そういって、リリアナもすごい勢いで食べ始めた。

まぁ、私は私が食べるれる分しか食べないけど。


「シオン・・・。リリアナはもうダメじゃ・・・。」


「無理して食べるからでしょ・・・。」


「だって、リュージ達が食べれてるからいけるかと思うものじゃろ?」


「普通はあんな量食べれないわよ・・・。まだ食べてるし・・・。」


「リリアナは、部屋に帰るとするかの・・・。」


「そう、なら私も行こうかしら。」


「まだ食べててもよいのだぞ?」


「私はもう十分食べたわよ」


正直あの二人の胃袋と比較しないでほしい・・・。

あの二人、今日ここに来ることになってなかったら、どうする気だったのかしら?

今回はステータス変化なしです。

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