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君と二人で 4

3の続きな感じの話。短いです。

――有栖川春海

ここからちょいと離れたところでは彼の名を知らない人はいないと云われる程有名な不良。辺りのチンピラやギャング集団の憧れ的存在でいつも独りの孤独な一匹狼だったらしい。

俺的には単に友達がいない可哀想なやつに見えるんだけどなぁ…。

目つきが悪くて周りから距離を置かれてチンピラに絡まれるよーになってーの強くなって、ってゆーベタな理由だと思う。


めんどーだから二人の出逢いは割愛してーの、噂の宮ちゃんこと夜鷹和奏は有栖川との出逢いで一気に友達が激減したうえに周りからは恐れられた。そこまでならまだしも…憧れの人があんなにもあっさり負かされるなんて信じられるわけが無い、信じたくない、そんな奴が大勢いた。そんな下衆共に宮ちゃんは教えられない程喧嘩を売られ一時期不登校になった。

勿論売られた喧嘩は全て買った…ワケねーよ、常識的に考えて!そりゃ必死に逃げたに決まってる。

だけど宮ちゃんは有栖川を恨む事も憎む事も無かった。

良い子すぎるよね。うん。智祈がいなかったらたぶん俺宮ちゃんに惚れてた。有栖川に宮ちゃんなんて勿体なすぎるよ!

ちょっと話逸れたけど、そんなこんなで有栖川は土下座して宮ちゃんに告ってあっさり振られたとさ。めでたしめでたし。

それなのにめげずに何度も会いに行って最近ようやく付き合い始めたらしい。

「チッ、別れろや」

「あ゛ぁ?」

「すみません。調子に乗り過ぎました。ごめんなさい」

「わかりゃいーんだよ」

額に青筋を立てて睨んでいる有栖川に反射的に謝る。

ヤンキーパネェ…マジこわ。将来ヤクザになるとイイヨ!


有栖川って見た目(中身もだけど)こんなんなのに何で成績はあんなにいーんだろ。

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