決意
「おぅおおおえぇぇぇ!!!気持ち悪ぃ!!無理ぃい!!目眩ッ!目眩やばっ!ボェ……死ぬぅぉおおおえええぇぇえ!!」
少年の足元には胃液溜まりが。
周囲には酸味の強い匂いが立ち込める。
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(ひでぇ目に遭った。何これぇ?なんなのぉ?)
「……ってぇ!!!んぉおおおお!!頭ッ!!頭が!?んぁあ!!ギッチギチするんあ!!?!?フンギィンホォ!!?ホォオアァアァアアーーッ!?」
突然の猛烈な頭痛によって、蹲り必死に頭を両手で抑え、自らが作った胃液の沼でのたうち回る少年。
治りつつあった吐き気や目眩もまた改めて訪れて、前後不覚の意識が漂う感覚に苛まれる。
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(死ぬぅ……)
「ごっめーん!!
この世界の知識授けるの忘れてた!!
今脳内にぶちこんでおいたから上手に生きるんだよぉ〜!!
頑張れ頑張れ!!ほいじゃ今度こそ!!
バイバーイ!!!」
頭痛に苛まれる中、直接脳内に語りかけられ、いっそう吐き気を催す少年。
「オェッ……あのクソ女神、ぜっっっってぇ……殺す!!」
周囲の奇異なものを見る目をものともせず、
ゲロまみれのヌッタヌタの服の不快感をものともせず、
酸っぱい臭いが立ち込める中、少年は決意した。
頭痛諸々が治ったのは1時間程の事でした。
続け。