表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ネコマタを引き継いだはなし  作者: ぽすしち


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

52/52

誤解とけ団子もらって肥えてゆく

ここで終わりです。


悪食あくじきな《ネコマタ》だ」


「まあ、なんでも食う」


「喉につまらせて、このババより先にあの世にいかないようにな」


「まあ、伝えておくさ」



 




 それから誤解はとけたようで、オウメばあさんはそれからトメヤにいつく黒猫のことを、《ネコマタ》とはよばなくなり、街でみかけたときに、おまえさま団子をくうんだって?と声をかけてきたらしい。


 黒猫がすまして、みゃあ、とこたえると、それからときどき、お月見でもないのに、ヒコイチに団子をわたすようになった。




 黒猫用の団子は小さくて、ヒコイチには、串に五つさしたのを分けてくれる。

 


 ときどきそれに、みたらしあんもつけてくれるので、トメヤにいつく《黒猫》は、さらに悪食になって、このさき、口も腹も、肥えてゆくばかりのようだ。







 


目をとめてくださったかた、おつきあいくださったかた、ありがとうございました!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ