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ネコマタを引き継いだはなし  作者: ぽすしち


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24/52

最後まできくか

ここで半分です



 ――――――




「・・・役人に、ばあさんが言ったのか?」


  板の間であぐらをかくヒコイチがいやそうにきくのに、ばあさんは歯のないくちをあけて、かかとわらい、このババがいうわけないわ、と厚揚げを煮ているなべに、切りそろえたフキをいれた。



「じゃあ、なんで捕まった?」


「なげぶみがあったんだと」


「・・・『なげぶみ』?」


「知らんのか?手紙を石にまきつけてな、よませたい相手のいるところへ、ほうりなげる」


「いや、だってそりゃ、だれが投げたかもわからねえんだろう? 書いてあることだってほんとうかどうか・・・」


「だから、そのためにお役人が調べるんじゃろ」



「 ・・・ばあさんやっぱり、そこで言ったのか?」



「いうてねえ。 ・・・最後まで、だれにも言わんかったが、・・・いま、こうしてヒコさんにはきかせてる。  ―― ・・・最後まできくか?」


 フキがつゆにつかるように厚揚げをうごかした箸を、鍋のふちで、とんとんとたたく。




「 まあ、きくけどよ・・・」



 もうすでに、ヒコイチの首のうしろが、ぞわそわとしはじめていた。



 ―――――――



あともう半分。みじかいはなしです。。。

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