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14 勇者の逆襲2

後書きに【大切なお知らせ】があります!


「いくぞ、天使!」


 俺は一直線に突進した。


「ふん、正面から来るか。力では敵わないと知りつつ正々堂々の挑戦――その意気やよし!」


 天使が笑う。


「腐っても勇者ということだな。ならば、せめて勇者らしく葬ってやろう――我が剣でもって!」


 掲げた長剣がまぶしい光を放った。


 勝機は、ここだ。


 奴の攻撃を一度、しのぐ。


 中途半端に避ければ、こちらの体勢が崩れる。


 そうなれば、即座に第二撃を放てない。


「そうじゃなく――体勢を崩さないまま奴の攻撃を受けきるんだ」


 その場合、俺は第二撃を放てるが、『連続攻撃』のできない天使は動きが硬直した状態になる。


 つまり――俺の第二撃は確実に当てられる。


 その状況にもっていくために。


「――勝負!」


    ※


 SIDE ???



「勇者シオン……このボクに勇者として選ばれながら、人間であることさえ捨てて、魔族になることを選ぶとは――」


 彼女は顔をしかめた。


 ここは神殿の中。


 周囲には無数の剣が突き立てられ、むせかえるような血の匂いが充満している。


 他の神のように『平穏』や『癒やし』とは無縁の、血なまぐさい空間。


 それこそが彼女――戦女神リゼルにとっての日常であり、彼女を象徴する神殿にふさわしいものだった。


「許せないな……」


 ぎりっと奥歯を噛みしめる。


 配下である天使の一人に、シオンの目的地に先回りをさせ、見張らせてある。


 もしもシオンが魔族になるためにその場所に来た場合、彼の意志を確かめた上で討伐せよ、と命令してある。


「今ごろ――シオンは殺されているころかな?」


 惜しい、と思った。


 彼を初めて見たときに思ったのだ。


 シオンが人間じゃなかったら――例えば天使や神であったなら。


 間違いなく自分の恋人にしたのに、と。


【大切なお知らせ】

書籍版が4/25発売予定です。今までの僕の書籍化作品と違い、今回はウェブ版から内容が大幅に変更され、新エピソード満載です! とはいえ、基本コンセプトの勇者シオンと魔王ヴィラがイチャラブする部分などはそのまま……というかラブ度300パーセント増しくらいになっているので、ぜひよろしくお願いします~!

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▼カクヨムの新作です! こちらもよろしくです~!▼

敵国で最強の黒騎士皇子に転生した僕は、美しい姉皇女に溺愛され、五種の魔眼で戦場を無双する。


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