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11 天使の実力1

後書きに【大切なお知らせ】があります!


「威勢がいいな。妻を守る前に、自分の命すら守れまい」


 天使が右手を前に突き出した。


 ボウッ……!


 光が集まり、長大な剣に変わる。


「たとえ勇者といえど、しょせんは人間――天使である我に勝てると思うなよ」

「……しょせん天使だろう。俺は魔王と渡り合った男だ」


 聖剣を構える俺。


 正直、天使の戦闘能力は計り知れない。


 俺が今まで戦った中で最強の相手は、おそらく暴風王だろう。


 そして魔王ヴィラルヅォード……ヴィラもまた最強の敵だった。


 それに比べて、天使はどうなのか。


「ファリア、奴の強さのレベルは分かるか?」


 たずねてみた。


「……そうだな。少なくとも魔王クラスの能力は持っているぞ」


 少なくとも、か。


「ただし、天使や神は地上では力を制限される」


 と、ファリア。


「えっ?」

「魔界や人間界においては、本来の力を発揮することはできないだろうな」


 言ってファリアが小さく笑う。


「そうでなければ、神がわざわざ勇者などを選ばなくても、自分自身が天使を遣わして殺せばいいのだ」

「まあ……それはそうか」

「ふん、怖気づいたか? 汚らしい魔族風情が……」


 天使が鼻を鳴らす。


「怖気づく? 笑わせるな」


 俺は聖剣を構えなおした。


「お前をどうやって殺そうか、考えていただけだ」

「邪悪な魔物が我を殺すことなどできん」


 天使が剣を掲げた。


「死ぬのはお前だ――シオン!」


 振り下ろされた剣から緑色の衝撃波がほとばしった。


「これぞ神の代行者たる天使の一撃――【天罰斬(ジャッジメントソード)】!」

「聖剣スキル――【戦刃斬(リゼルブレード)】!」


 俺は聖剣から青白いエネルギーの刃を飛ばし、衝撃波を相殺する。


 ――いや、


「相殺……できない!?」


 俺の放ったエネルギー刃を消し飛ばし、なおも衝撃波が突き進む。


 俺の聖剣スキルより、奴の斬撃スキルの方が威力が高いのか!?


 緑色の衝撃波が俺に真っすぐ迫ってくる――。

【大切なお知らせ】

書籍版が4/25発売予定です。今までの僕の書籍化作品と違い、今回はウェブ版から内容が大幅に変更され、新エピソード満載です! とはいえ、基本コンセプトの勇者シオンと魔王ヴィラがイチャラブする部分などはそのまま……というかラブ度300パーセント増しくらいになっているので、ぜひよろしくお願いします~!

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冴えないおっさん、雑魚ジョブ【荷物持ち】からEXジョブ【上位存在】に覚醒して最強になる。神も魔王も俺には逆らえない。俺を追放した美少女勇者パーティも土下座して謝ってきた。


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