1/1
0-夢の果てと始まり-
処女作です。何も分からない状態からのスタートなので甘めな目で見てください。
初回は完全にかなり短めのプロローグです。
次の話は6月28日の13時以降予定です。
初回なので、文字数は200字程度と短いですが、次の話からは4000字~6000字、だいたい平均5000字の予定です。
よろしくお願いします。
「かなた、この綺麗な世界を、かなたと見たかった」
満点の星空はまるで落ちてくるような錯覚を生む。
あたりは青い花で埋め尽くされ、そこに一人、黒い髪の女性が横たわっている。
女性は星空に手を伸ばす。
その手は星空に届くことはない。
しかし、彼女は満足したように、やり遂げたように、悔いが無いかのように、笑っていた。
満点の星空、青い花畑、黒髪の女性、そして虹色の月。
ここは地球とは違う惑星、日本とは違う場所。
『夢の果て』、それがこの異世界の名前。
人生を走った者たちの、終着駅である。