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バス停のベンチ

作者: よんじゅうに

ただなにも言わず  

あなたはバス停のベンチに腰かけていた 

雨からしのげるこのベンチ


私は近くであなたを見守っていた

小雨降りだし 家に取りに行った傘2本 

あなたは待っていてくれた

時刻は深夜


仕事帰りにあなたに聞いた

どうして今のバイトやめちゃうの?

あなたから返ってきた答えは「保留です」


私は感動したんだ 誰も傷つけない完璧な返答に

あなたはいつも誰かを思いやって 

その分自分が痛い思いしているというのに 

微塵もその素振りを見せない


そんなあなたを好きになったのは自然なこと


車が何台も通り過ぎていく 暗闇の中でその光は

あたたかかった


黙ったままの二人


私はこんな時間の過ごしかたもいいなと思った

好きな人の隣にいて ただ時が流れていく。。。


ふと あなたが言った「雨あがった」


その言葉は私を笑顔にさせるには

充分すぎるくらいだった

読んでくださりありがとうございます。

感想お待ちしています。

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